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松井秀喜氏、“執念の柵越え” 届けた思い…被災の子どもに「放物線を見せたかった」

Full-Count / 2024年5月5日 14時18分

石川県能美市で行われたイベントに参加した松井秀喜氏【写真:宮脇広久】

■生まれ故郷の石川県能美市で能登半島地震被災地の子どもたちと交流

 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(ヤンキースGM付特別アドバイザー)は5日、故郷の石川県能美市で行われた青少年参加型イベント「PLAY BALL in ISHIKAWA」にゲスト参加。1月の能登半島地震で被害を受けた同県珠洲市、輪島市、七尾市などに住む子どもたち約150人と交流した。フリー打撃を披露し、26球目で柵越え。「どうしても見て帰ってほしかった」と心境を語った。

 被災した子どもたちに、少しでも元気を。その思いで松井氏は精力的に動いた。手取り足取り指導し、ティー打撃では空振りする場面もあった。「子どもたちが大変元気だったことがうれしかった。被災地から来られた皆さんの、明日以降のエネルギーになってくれればと思います」と語った。

 その思いが滲み出ていたのがフリー打撃だ。26スイング目で右越えアーチ。松井氏は両腕を広げて喜びを表した。「普段なら諦めてやめていたスイング数に達していたのですが、今日はどうしても(子どもたちに)ホームランを見て帰ってほしかった。目の前で見れば、少しはテンションが上がりますからね。放物線を見せたかったです」と思いを吐露した。

 松井氏は昨年11月、東京都八王子市でのイベントでフリー打撃を披露した際、柵越えゼロ。「私がとうとうホームランを打てなくなった記念すべき日」とショックを受けた様子だった。それでも今年2月には、臨時コーチを務めた巨人キャンプでひなたサンマリンスタジアムの右翼席に放り込み、面目を施した。

 この日の会場の能美市物見山野球場は、両翼92メートル、中堅120メートルと狭めで、少々有利な状況ではあった。“魂の一振り”は子どもたちの心に響いたはずだ。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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