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お立ち台で謝罪「申し訳ありません」 “問題発言”経て激変…楽天バッテリー進化のワケ

Full-Count / 2024年5月26日 20時3分

楽天・太田光(左)と早川隆久【写真:矢口亨、小池義弘】

■楽天・早川&太田バッテリーの投球内容が5月から激変…好結果を生んでいる

「2週間前はいろいろとお騒がせして申し訳ありませんでした」。5月3日、ロッテ相手に1失点完投勝利を挙げた楽天・早川隆久投手がお立ち台で発したのは、喜びの言葉ではなく謝罪だった。お立ち台の隣にはマスクをかぶった太田光捕手。早川が謝罪したのは、5失点と振るわなかった前回登板(4月19日の西武戦)後の発言がファンを驚かせたためだった。今回は、4月までと5月の試合でバッテリーはどのように変わったのだろうか。(数字はすべて5月19日終了時点)

 4月までに早川&太田コンビで計398球を投じたが、その内ストレートは153球。38.4%の割合だった。5月の投球を見ると、割合は45.0%に増加。カットボールも同じように割合を増やしており、ストレートとカットボールという比較的速いボールが投球の6割以上を占める組み立てに変化した。

 投球スタイルの変化は、カウント別の投球割合にも表れている。4月まではストライク先行時こそストレートの割合が4割を超えていたが、カウントが打者有利に近づくほど変化球を選択するケースが増えていた。5月は打者有利カウントでのストレートの割合が49.3%と投球の半分近くまで増加。完投勝利を挙げた5月3日の試合では62.5%と、その傾向がより顕著に表れた。

 投球に占めるストライク割合を見ても、打者有利のカウントで大きな改善が見られた。4月まではストライク率がリーグ平均を下回る数字だったが、5月は10ポイント近く向上。ボールになればより苦しい投球を強いられるカウントで、打者と勝負できるようになっている。直球の割合増加と併せて、苦しい状況下で攻めの投球をできるようになったことが、大きな変化といえそうだ。

 打者有利カウントでの成績は劇的に改善を見せている。4月までは被打率が5割超え、被出塁率は.680だったが、5月は被打率が1割台。ストライク率が改善されたことで、5月の3試合で与えた四球は2つに減少した。不利なカウントでも好結果に繋げられていることが、安定感に繋がっている。(「パ・リーグ インサイト」データスタジアム編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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