阪神・佐藤輝に危機感与える“代役三塁手” 評論家が指摘する「貧打の打開策」
Full-Count / 2024年5月27日 7時40分
■阪神は貯金「6」のリーグ首位でセ・パ交流戦に挑む
■巨人 2ー1 阪神(26日・甲子園)
昨季の日本一球団・阪神はセ・リーグ首位で交流戦に挑む。26日の巨人戦(甲子園)は1-2で敗れ、5カードぶりの負け越しとなったが、安定した試合運びを見せている。野球評論家の新井宏昌氏は「現状、打線に怖さはない」と指摘し、打開策の一つに佐藤輝明内野手の外野再転向を挙げた。
ここまで阪神は25勝19敗4分の貯金「6」で首位をキープしている。リーグワーストのチーム打率.223と状態の上がらない打撃陣をカバーしているのが投手陣だ。新井氏も「全体的にみてもこの位置(首位)にいるのが不思議なぐらい。他球団の状態もそこまで良くないのはあるが、投手陣の踏ん張りが大きい」と見ている。
近本、中野の1、2番はある程度の数字を残しているが、中軸の森下、大山、ノイジーは打率2割前半と苦しい状況が続いている。長打が期待される佐藤輝は攻守に精彩を欠き、5月15日に2軍降格となり、最短での1軍復帰も見送られた。新井氏は現状のチーム状況を考えると“三塁・佐藤輝”にこだわる必要はないと見ている。
今シーズンの佐藤輝の守備は勝負所での失策、記録には残らないが一塁へハーフバウンドの悪送球も目立っていた。一塁・大山が上手く捌きアウトにしていたが、不安定な送球は改善できないまま。守り勝つ野球を掲げる岡田監督にとっては悩みの種だろう。
■代役の渡邉が連日の活躍「状況に応じた打撃はできている」
「三塁の守備は軽視できない。ミスをカバーできるほど打撃で数字を残していれば話は別ですが、そこまで至っていない。守備の負担が少ない外野起用を考えてもいいかもしれません。代役の渡邉、糸原が三塁で結果を残しているこの期間だからこそ練習はできます。経験もあるので、そこまで時間はかからない。
交流戦に入ればDHも使えます。また、外野の一角を担っているノイジーも助っ人としての成績は残せていない。他球団からみれば、調子が悪くてもラインナップに佐藤輝が入っている方が怖さを感じるでしょう」
佐藤輝の代役として「5番・三塁」で起用されている渡邉は25日・巨人戦で1号ソロ、26日・同戦でも菅野から先制点となる右前適時打を放った。試合数こそ10試合と少ないが、打率.308、1本塁打2打点をマーク。代役の役割を果たしていると言えるだろう。
新井氏も「阪神では数少ない強い直球に対応できる打者」と評価し「1年を通してレギュラーと言われれば ですが、小力もあり状況に応じた打撃はできている。相手投手によって糸原とのツープラトンでもいい」と口にする。
リーグ首位で挑む交流戦は28日からスタートする。岡田監督も認める“力のある”パ・リーグ投手陣をどう攻略していくのか、注目が集まる。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【阪神】近本光司が13試合ぶり1番スタメン、佐藤輝明が4番…スタメン発表
スポーツ報知 / 2024年6月15日 17時27分
-
【阪神】主軸の佐藤輝明に続き、大山悠輔も不振で抹消のピンチ これから「緊急補強」の可能性あるか
J-CASTニュース / 2024年6月5日 16時53分
-
阪神・大山が先発落ち 代役4番は3試合連続で近本 一塁は渡辺
スポニチアネックス / 2024年6月4日 17時38分
-
苦肉の「4番・近本」はいつまで続く…貧打解消のカギは佐藤輝昇格かコーチ陣テコ入れか 「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
産経ニュース / 2024年6月4日 11時30分
-
【阪神】岡田監督 交流戦前にノイジー抹消…佐藤輝明に続くVメンバー〝引き締め〟吉と出るか
東スポWEB / 2024年5月28日 5時11分
ランキング
-
1大谷ら着用…ド軍の新ユニが「個性がある」 “粒粒”に賛否、日米で分かれる意見
Full-Count / 2024年6月18日 7時15分
-
2大谷翔平が特大18号で迫る“球団記録” 異常なペースに米記者驚き「まだ6月半ばよ」
Full-Count / 2024年6月17日 13時31分
-
31番大谷翔平が大暴れ、3安打1打点1盗塁…ウィル・スミスの一打で長駆ホームインも
読売新聞 / 2024年6月18日 15時1分
-
4日ハム・万波が17年ぶり快挙、100万票を突破 2007年の山崎武司以来…球宴中間発表
Full-Count / 2024年6月18日 15時0分
-
5松山英樹と中島啓太に五輪出場権 国際ゴルフ連盟、60選手を発表
共同通信 / 2024年6月18日 12時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください