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防御率2.77なのに0勝5敗…12球団最悪の「1.15」 “1人だけ”無援護が「悲劇の右腕」

Full-Count / 2024年5月27日 13時14分

ヤクルト・小澤怜史【写真:小林靖】

■燕・小澤は0勝5敗も防御率2.77…援護率は12球団最少の1.15

 ヤクルト・小澤怜史投手が不運に泣いている。今季は7先発で防御率2.77ながら、0勝5敗。1試合当たりの援護点が12球団最少の1.15(30投球回以上)で「これは可哀想」「なんとか打ってほしい」とファンは悲痛な声をあげている。

 26歳右腕は開幕からローテの一角を担い、39回を投げて防御率2.77。今季初登板だった4月2日の広島戦で6回無失点も援護がなかった。以降の6登板は全て2失点に抑えているのに白星がつかず、黒星が5つ並んだ。

 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、援護点「RS」の5、9イニング当たりの援護点=援護率「RS/9」はいずれも12球団最少だ。借金8で最下位に沈むヤクルトはリーグ最多の161得点をマークしているが、小澤が先発した試合ではなかなか得点を生み出せない。

 ファンも右腕に同情。SNSには「援護が少なすぎる」「恵まれなさすぎる」「早く勝ちを」「次こそは勝利を」「悲劇の右腕」とコメントが寄せられている。23日に出場選手登録を抹消された右腕。復帰した後は運も変わるか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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