わずか2か月で「衝撃DFA」 スターの“転落”を韓国紙指摘…KBO復帰は「難しい」
Full-Count / 2024年5月31日 17時40分
■韓国紙は「韓国シリーズ優勝→AA開幕→1対4トレード→衝撃DFA」と報道
マーリンズは30日(日本時間31日)、コ・ウソク投手をDFA(事実上の戦力外)としたことを発表した。今季からメジャー挑戦も、開幕直前にマイナー降格となり、17試合に登板して防御率3.80だった。韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「衝撃DFA」と伝えている。
今季はパドレスと2年450万ドル(約7億600万円)の契約を結んでメジャーに挑戦したが、オープン戦では5登板で防御率12.46と不安定な投球が続き、韓国での開幕戦を前に3月18日に行われた古巣・LGとのエキシビションマッチではセーブを挙げたものの、2ランを浴びていた。
20日には記念すべき母国での開幕戦を向かえるはずだったが、当日になってマイナー降格となり、2Aで開幕を迎えた。そして、5月4日(日本時間5日)にはルイス・アラエス内野手とのトレードでマーリンズに移籍。トレード移籍後、マーリンズ3Aでは7試合で防御率3.00とまずまずの投球を見せていたものの、メジャー開幕から約2か月でDFAとなった。
「スポーツ朝鮮」はDFAの発表後、「韓国シリーズ優勝→2年450万ドル契約→AA開幕→1対4トレード→衝撃DFA」との見出しで報道。「オプションとインセンティブを含め3年最大940万ドル(約14億7600万円)で契約したが、アメリカンドリームが中断される危機だ」と伝えた。
韓国では98マイル(約157.7キロ)ほどの速球を投げていたものの、マイナーでは「速球の最速も95.7マイル(約154キロ)、(速球の)平均も93.3マイル(約150キロ)に留まった」と球速の低下を指摘した。
韓国に戻ろうとしても、KBOでは独自の「任意脱退」という制度があり、コ・ウソクはこの手続きを経てメジャーに挑戦したため、今季はKBOのチームと契約することができない。同記者は「LGに復帰することが可能ではないかという話があるが、残念ながら実現的に今年は難しい」と説明している。(Full-Count編集部)
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