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164キロの怪物ドラ1が二刀流を諦めたワケ 埋められなかった大谷翔平との“違い”

Full-Count / 2024年6月5日 13時2分

パイレーツのポール・スキーンズ【写真:Getty Images】

■「ドラフト指名されるまで二刀流選手になりたかった」

■パイレーツ 1ー0 ドジャース(日本時間5日・ピッツバーグ)

 パイレーツのポール・スキーンズ投手は5日(日本時間6日)の本拠地・ドジャース戦で先発登板する。4日(同5日)はブルペン投球を行い、大谷翔平投手との初対戦へ最終調整。ドジャース打線との対戦について、「自分がどこまで通用するか見てみたい。上位打線にはMVP獲得経験者が3人並んでいる。クールな対戦になるだろうね」と心待ちにした。

 2023年ドラフト全体1位のスキーンズは学生時代に投手と捕手の二刀流でプレーした。エンゼルスのお膝元、カリフォルニア州オレンジ郡フラートン出身で、高校時代の2018年4月8日には当時1年目だった大谷の本拠地デビュー戦を観戦。7回12奪三振、1安打無失点の投球を目に焼き付けた。

「彼を見て育った。ドラフトで指名されるまで、二刀流の選手になりたかった。いろんな意味で刺激を受けているし、プロに入ってから見ても現実離れしていると感じる。メジャーの舞台でやっているのを見て、自分も出来ると思った。当然刺激になった」

「実は高校からチケットをタダで貰ったんだよ。クールな日だったね。当時の野球界はわかっていなかったけど、彼が投げている姿はクールだった。エンゼルスタジアムでの初登板だったけど、確か7回まで投げて完璧なピッチングをしたよね」

 大谷を見て、スキーンズ自身もメジャーでの二刀流を志したが、打者を諦めた。練習量が足りなかったという。「最大の壁は、練習量だ。当然、大学とMLBでは違う。最高のレベルで両方をやるには、見えないところできっと猛練習をしているんだろう。それが、一番リスペクトしていることだ」と畏敬の念を抱いている。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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