山本由伸はなぜ強力ヤ軍打線を圧倒? 前回登板までと激変…衝撃の進化“+2.7”
Full-Count / 2024年6月8日 13時29分
■直球の平均球速は156.1キロ…前回までの平均を2.7キロも上回った
■ドジャース 2ー1 ヤンキース(日本時間8日・ニューヨーク)
ドジャース・山本由伸投手が7日(日本時間8日)、敵地ヤンキース戦に先発。自己最多106球を投げ、7回を2安打7奪三振無失点に抑えた。強力打線を圧倒した裏には、前回登板までとは異なる“衝撃進化”があった。
山本がヤンキース打線をねじ伏せた。3回以降は無安打投球。2回2死から6回2死まで、12者連続アウトを奪った。6回にスタントンを三振に仕留めた際にはマウンドで咆哮。気迫の投球でスコアボードにゼロを並べた。
快投を生んだ背景には、急激な球速アップがあった。MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」によると、56球を投じた直球の平均球速は97マイル(約156.1キロ)。前回登板までの平均は95.3マイル(約153.4キロ)。約2.7キロもアップしていた。
渡米後最速の98.4マイル(約158.4キロ)もマーク。これまでの最速は97.2マイル(約156.4キロ)で、山本自身も「今日はいいフォームで投げられたので、しっかりと力を出せたかなと思います」と手ごたえを口にしていた。
直球だけではない。他の球種もツーシーム、スライダーが約3キロ、スプリットとカーブは約2.6キロ上昇。あらゆる持ち球のスピードがアップしていた。人気球団同士の対戦で強烈なインパクトを残した。
マウンドで雄叫びをあげるなど気迫満点の投球にファンも感激。「カッケッ~」「最高の投球でした」「凄い気合」「無茶苦茶かっこよかった」「気迫を感じました」とSNSにはコメントが並んだ。注目の一戦で進化を発揮した右腕。次回登板ではどんな投球を見せてくれるだろうか。(Full-Count編集部)
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