ロバーツ監督の“マシンガン継投”はどこへ… 山本由伸が得た信頼、抱擁も「強い」
Full-Count / 2024年6月8日 14時31分
■ポストシーズンを思わせる敵地・ヤンキース戦で7回106球を投げて無失点
■ドジャース 2ー1 ヤンキース(日本時間8日・ニューヨーク)
デーブ・ロバーツ監督の高い信頼がにじみ出た。両軍無得点の7回、ドジャース・山本由伸投手は球数が100球を超えてもマウンドに。1死から105球目が外れてトーレスを四球で歩かせたが、続くルメイヒューを初球の94.6マイル(約152.2キロ)で二ゴロ併殺打に仕留めた。7回106球を投げて、7奪三振2安打無失点。ベンチに戻ると、ロバーツ監督から満面の笑みで抱きつかれた。「強いなと思いました」。率直すぎる感想で報道陣を笑わせた。
開幕から9登板目の5月13日(日本時間14日)の敵地・ジャイアンツ戦まで100球を超えた試合は1度もなし。それがここ4試合はいずれも100球を超える球数を投げ、今季最多の球数を更新し続けている。ロバーツ監督といえば、小刻みに投手を注ぎ込む“マシンガン継投”がお馴染みで、2018年ワールドシリーズでは当時のトランプ大統領から批判されたこともある。そんな指揮官の姿は、“どこへやら”である。
「ヨシはブルペンやチームの勝利を考えて長いイニングを投げたがっていることは分かっていた。ブルペンも互いに協力し合いながら、抑えてくれた。大きかった」。2安打無失点に抑えながらも5回途中84球で降板したヤンキース先発ポティートとは対象的。昨オフに投手史上最高額となる12年総額3億2500万円(約509億円)で加入。元々の期待値は大きいとはいえ、指揮官の信頼度は、もう主戦投手クラスと言っていい。
ヤンキースのチーム322得点はメジャートップ。しかも今季最多4万8048人が集まり、ポストシーズンを思わせる環境下だったからこそ、より価値がある。7勝目こそつかめなかったが、「打線がいいのは試合前から分かっていましたし、落ち着いて投げることに集中しました。今日はいいパフォーマンスが出せたので、これからいいところをキープして投げていけたらと思います」と、自信をつかんだ様子。頼もしい投球はこれからも見られそうだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
上腕三頭筋の張りで降板の山本由伸 負傷者リスト入りは「高い可能性」とドジャース指揮官
スポニチアネックス / 2024年6月16日 13時29分
-
28球で緊急降板、山本由伸はIL入りの「可能性高い」 上腕三頭筋の張りで交代、指揮官が状況説明
THE ANSWER / 2024年6月16日 13時28分
-
ドジャース山本由伸、2回無失点も上腕三頭筋の張りで緊急降板 106球のヤンキース戦から中7日で先発
スポニチアネックス / 2024年6月16日 10時19分
-
山本由伸を指揮官大絶賛「最高の投球」 7勝目ならずも…貫禄のヤ軍斬り「ベストだ」
Full-Count / 2024年6月8日 12時31分
-
山本由伸、ヤ軍圧倒の7回無失点 自己最多106球、マウンドで雄叫び…監督はハグで出迎える
Full-Count / 2024年6月8日 10時18分
ランキング
-
1陸上日本選手権の裏で…男子100m今季世界最高9秒77が誕生、サニブラウンのパリ五輪強敵に
THE ANSWER / 2024年6月29日 15時8分
-
2大谷のホームランダービー出場に待った! 本人は乗り気でも渦巻くMLBとドジャースの思惑
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月29日 11時27分
-
3田中希実、5000m3連覇で史上初3年連続2冠! 800m出場から2時間15分、鉄人ぶり発揮【陸上日本選手権】
THE ANSWER / 2024年6月29日 18時14分
-
4習志野高校って凄い!雨中断のZOZOマリンが“夏フェス”会場と化す
スポニチアネックス / 2024年6月28日 21時38分
-
5八村塁が約3年ぶりに日本代表合流「今って平成何年ですか?」
スポニチアネックス / 2024年6月29日 20時1分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)