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バウアーがメジャーに戻れない理由 事件関係なし…米記者「誰も彼とプレーしたくない」

Full-Count / 2024年6月10日 18時57分

メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコでプレーするトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

■ブルワーズの地元メディア「監督に恥をかかせたことが何度もある」

 ブルワーズの地元メディア「Wisconsin Sports Heroics」が、トレバー・バウアー投手を獲得しない理由を考察した。現在はメキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコでプレーしながら、オファーを待っている状況。ブルワーズでは先発陣に故障者が続出し、SNS上では獲得へ待望論も出ていた。

 バウアーはドジャースに移籍した2021年に性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、194試合の出場停止処分などを受けた。不起訴処分となったが、処分が明けてもメジャーには復帰できていない。しかし、同メディアのロビン・M・アダムズ記者は、事件の影響だけではないとの持論を展開している。

「バウアーが逮捕も起訴もされていないのも、事実だ。これまでに逮捕され、かつ暴行や虐待で起訴されながらも、現在プレーしている選手が何人かいることから、バウアーを取り巻く申し立ては、ブルワーズまたは他のMLBチームと契約できていないことと何ら関係がない、と結論付けるのに理に叶っている」

 さらには「どのチームもバウアーと契約したくないのは、どの選手も彼とプレーしたくないからだ。彼はクラブハウスのがんで、過去にグラウンドで癇癪を起こして監督に恥をかかせたことが何度もある」とも。インディアンス(現ガーディアンズ)時代には交代に腹を立て、センター方向へ遠投し、直後にトレードで放出されたのは有名だ。

 同記者によると、バウアーがこのような行為に及んだのはこの1回だけではなく、「彼とプレーしたくない、または彼と同じチームにいたくないと言っている選手が複数いるという報告がたくさんある」と指摘している。このような理由から、「ブルワーズが成功しているのは、チームが一致団結しているということが大きい。バウアーを加えればそれが台無しになる」と主張している。(Full-Count編集部)

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