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両リーグ経験…球界OBが語るセパの違い 溜まる疲労、「セのほうが楽」と語るワケ

Full-Count / 2024年6月12日 10時49分

日本ハム、ヤクルトでプレーした今浪隆博氏【画像:(C)PLM】

■元ハム、ヤクルトの今浪隆博さんが素朴な疑問に回答

 日本ハム、ヤクルトで通算405試合に出場した今浪隆博さん。プロ野球にまつわる素朴な疑問や現場の裏側を、穏やかな口調で語りつくすYouTubeチャンネル「今浪隆博のスポーツメンタルTV」が人気だ。「元プロ野球選手の自分にとっては当たり前のことが、一般的には新鮮だと思われる」と、同チャンネルで“天の声”として出演する相方と共に、日常会話などをヒントに動画のネタを生み出し、独学で編集も行っている。

 パーソル パ・リーグTVでは、今浪さんの人気企画を“拝借”。「プロ野球選手に聞いてみたいこと パテレ版」とし、ファンが抱いている疑問に答えてもらった。今浪さんは2006年の大学生・社会人ドラフト7巡目で日本ハムに入団し、7年間プレーした後、2013年オフにヤクルトへトレード移籍。内野全ポジションを守れるユーティリティとして、勝負強さを誇る代打として活躍した。今浪さんのようにパ・リーグ球団からセ・リーグ球団へ移籍するケースもあれば、その逆やパ・リーグ内で移籍するケースもある。

 巨人からロッテに加入したグレゴリー・ポランコ外野手は昨季26本塁打を放ち、移籍初年度で本塁打王に輝いた。オリックスから日本ハムにFA移籍した山崎福也投手は10試合でリーグトップの6勝、防御率2.12と、先発ローテーションの柱として活躍中だ。

「それぞれの移籍パターンで活躍する確率は?」という問いに、今浪さんは「あくまでも僕個人の感覚ですけど……」と前置きしたうえで「ひと昔前はパ・リーグからセ・リーグに移籍するパターンの方が、活躍する確率は高かったのではないかなと。ただ、近年はどちらのパターンも、活躍する確率は同じになると思います」と回答した。

 過去の交流戦では、2010年から2019年まで10年連続でパ・リーグが勝ち越していたが、2021年からの2年は僅差でセ・リーグが勝ち越し、2023年はパ・リーグが2勝上回る結果になっている。またリーグを問わず、球界全体で投手の球速が上がっていることから、野手が移籍後に活躍する確率はどの移籍パターンも等しくなるだろうと見解を示している。

 一方で「移動距離に関してはセ・リーグの方が楽」と今浪さん。セ・リーグはほぼ新幹線で移動できるが、北海道から福岡まで本拠地が点在するパ・リーグでは、飛行機移動が必須となる。飛行機が苦手な選手にとっては、緊張状態が続き、十分に疲労が回復できないようだ。また、「今浪さん的パテレ行きの定義」を聞くと、プレー以外のポイントも挙げた。現役時代に守備手袋をはめる際、マジックテープ部分を2/3だけとめていたという今浪さん。ルーティンや道具など、選手にはそれぞれ細かいこだわりがあるとのことで、マニアックなところにも注目してほしいと話している。(「パ・リーグインサイト」高橋優奈)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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