大谷翔平「1/35」から形勢逆転 6月男の真骨頂…ライバル抜き去り披露した“底力”
Full-Count / 2024年6月24日 7時5分
■大谷翔平は6月打率.308、9本塁打、19打点の成績
ドジャース・大谷翔平投手が“6月男ぶり”を発揮している。同月に入り最初の8試合消化時点では本塁打わずか1本とエンジンがかからなかったものの、2本目となる16号を放って以降は形勢が逆転。23日(同24日)時点で6月は打率.308、9本塁打、19打点、出塁率.413、長打率.705、OPS1.118と驚異の巻き返しを見せている。日本選手の最多記録を更新する通算5度目の月間MVPを受賞する可能性もあり、残り5試合の活躍にも期待がかかる。
らしくない6月序盤だった。6月初アーチとなる15号が生まれたのは5日(同6日)で、同月4試合目。その後11日(同12日)のレンジャーズ戦での第3打席まで本塁打が出ず、その時点では35打数1本塁打ということになり、持ち前の打棒は沈黙が続けていた。6月最初の出場8試合に絞ると、打率.206、1本塁打、3打点、出塁率.270、長打率.324、OPS.594だった。
しかし同戦の第4打席で待望の今月2本目が生まれると、状況は一変した。翌12日(同13日)に17号を描いて2戦連発。その後は3試合ノーアーチだったが16日(同17日)のロイヤルズ戦で18号&19号の1試合2発を放ってみせた。
その後は4試合でマルチ安打を記録し、22日(同23日)の459フィート(約139.9メートル)の特大弾による3試合連発を含む4本塁打を放つなど、直近7試合で6発と確変モードに突入し、完全に流れが変わった。
大谷の絶好調ぶりはリーグの個人成績でも顕著に表れている。試合がなかった10日(同11日)時点では15本塁打でリーグ3位タイ、打率.310はリーグ4位だったものの、23日(同24日)時点では打率.321でリーグ首位打者、23本塁打もオズナに2本差をつけてトップだ。大谷が2度MVPを獲得した底力を見せつけ、景色が一変した。
6月も残すところ5試合。無双ぶりが際だった昨季6月は27試合で打率.394、15本塁打、出塁率.492、長打率.952、OPS1.444と圧倒的な成績で月間MVPを受賞し、現在の勢いも考慮すると2年連続受賞の可能性も残されている。最終的にどんな成績を締めくくるのだろうか。(Full-Count編集部)
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