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大谷翔平、3冠王を予感させる“理由” 数値が示す進化…軒並みキャリアハイの衝撃

Full-Count / 2024年6月28日 6時40分

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

■ボールゾーンのスイング率が2%ダウン、打球はゴロ・フライが減ってライナーが増えた

 ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)からジャイアンツとの敵地3連戦に臨む。最近10試合で打率.444、8本塁打、17打点。6月男の本領発揮となっているが、絶好調の理由はどこにあるのか。MLB公式サイト「ベースボール・サヴァント」で紐解いた。

 大谷の好調の要因について、デーブ・ロバーツ監督はストライク・ボールの見極めを挙げている。数値を見れば一目瞭然だ。着目したのはボールゾーンのスイング率を示す「O-Swing%」。27.6%は昨季の29.7%から2.1%低い数値となり、いかにボール球に手を出していないかが伝わってくる。

 凡退の内容も変わっている。打席のうちの三振の割合を示す「K%」は19.7%に。昨季の23.9%から4.2%も減らし、キャリア最高の数値となっている。ゴロ・ライナー・フライなど打球の割合はゴロ40.5%、ライナー28.5%、フライ27.3%。昨季はゴロ42.6%、ライナー22.7%、フライ30.3%だった。ゴロ・フライの割合が減り、ライナーの割合が増えていることからバットの芯で捉えていると言える。

 バットの芯で捉えていることは「平均打球速度」にも表れ、今季の95.6マイルは7年目で自己最速。昨季94.4マイルから1.2マイルも上げている。打球速度95マイル以上の打球割合を示す「ハードヒット率」もキャリア最高の61.6%。平均打球速度とハードヒット率は、メジャー全体ではヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に次ぐ好数値となっている。

 レギュラーシーズン82試合を消化。大谷は打率.322、25本塁打でリーグトップ。61打点はトップと3点差のリーグ3位につけ、100安打、16盗塁をマークしている。シーズン換算すれば、49本塁打、120打点、197安打、31盗塁と軒並みキャリアハイの成績となる。球団新記録で日本人初のシーズン50発はもちろん、トリプルスリー、2012年ミゲル・カブレラ以来、史上15人目の3冠王も期待大だ。1週間後の7月5日に30歳の誕生日を迎える大谷は、どこまで数字を伸ばしていくのだろうか。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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