大谷翔平、リーグ“5冠”のまま 11戦連続打点ならず…3冠王へ打点トップと6差に

ジャイアンツ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真：Getty Images】

■ブレーブス・オズナが3打点でリーグトップに、3位の大谷はトップと6打点差になった

【MLB】ジャイアンツ 5ー3 ドジャース（日本時間29日・サンフランシスコ）

　ドジャースの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3打数1安打で打率.322となった。球団記録を更新する11試合連続打点はならなかった。チームは9回サヨナラ負けで連勝は4でストップした。

　疑惑の判定と申告敬遠に泣いた。初回先頭の3球三振は初球の内角高め、3球目の外角高めはいずれもボールに見えたが、見逃しストライクを取られた。大谷は首を傾げ、不満げな表情を浮かべた。5回1死三塁では申告敬遠で勝負を避けられ、敵地にも関わらず、ブーイングが響いた。1点を追う8回先頭の一塁内野安打で連続試合安打は3に伸ばした。

　チームは先発ナックが5回途中1失点。9回に同点に追いついたものの、救援トライネンがサヨナラ2ランを被弾した。ロハスが安打を放った試合の連勝記録は24でストップ。ロバーツ監督は「ランドン（ナック）はとてもいい投球をしていたと思う。求めていた通りの投球をしてくれた。得点できると期待していたが、そうならなかった。反撃しようと頑張ってくれたし、（守護神の）ドバルから得点を挙げることができた。チャンスも作れたが、足りなかった」と肩を落とした。
　
　大谷は打率.322、25本塁打、65得点、長打率.640、OPS1.043で“リーグ5冠”のまま。打点王争いでは試合前まで2位だったブレーブス・オズナが3打点を挙げてトップに躍り出た。大谷は61打点のままでトップとは6差となった。また、リーグ最多安打のパドレス・アラエスは2安打を記録。101安打でリーグ2位の大谷は6本差となった。（小谷真弥 / Masaya Kotani）