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燕・奥川は復活したのか? 2連勝は「巡り合わせにも恵まれた」…“本来の姿”との違い

Full-Count / 2024年6月30日 7時30分

阪神戦に先発したヤクルト・奥川恭伸【写真:小池義弘】

■奥川は5回2安打1失点で今季2勝目

■ヤクルト 6ー1 阪神(29日・神宮)

 ヤクルトの奥川恭伸投手が29日、神宮で行われた阪神戦に先発。5回2安打1失点の粘投で今季2勝目をマークした。復帰登板となった6月14日のオリックス戦(京セラD)から2連勝をマークした右腕に、野球評論家の新井宏昌氏は「まだ、本来の投球には戻ってはいない。故障前の投球フォームから変化が見られる」と分析した。

 初回は3者凡退に仕留める好スタートを見せたが、その後は制球の乱れもあり苦しい投球が続いた。2回は1死一、二塁、3回も1死二塁とピンチの連続。5回も2死一、二塁から中野に中前適時打を浴び、なおも一、三塁のピンチを背負ったが森下を二ゴロに仕留め最少失点に凌いだ。

 打線の援護もあり神宮球場では2021年10月8日の阪神戦以来、995日ぶりの白星を挙げた右腕に新井氏は「危ない場面もありましたが、ボールを動かしバットの芯を外す投球。左打者へのフォークがチェンジアップのような変化を見せ効果的だった」と、評価した。

 高卒2年目の2021年には18試合に登板し9勝4敗、防御率3.26とエース級の活躍を見せるも、その後は右肘痛などケガに悩まされ、昨年まではリハビリに時間を費やした。今季から本格的に復帰となったが、150キロを超える直球とスライダー、フォークで打者を圧倒していた姿はまだ取り戻せていないという。

「ケガ前の投球フォームはいわゆる縦ぶり。叩きつけるように力強い直球を投げていた。今のフォームはやや横ぶりで、直球はシュート回転し抜け、力を入れると引っ掛ける球が多かった。意図して動かしているかは分かりませんが、現状では変化球投手のイメージです」

 交流戦も終わり今後はセ・リーグ相手にどれだけの投球を見せるかがポイントになるとみている。オリックス、阪神の打者は状態が悪く「巡り合わせにも恵まれた部分もあった」と口にする。DeNA、広島ら打線に勢いのあるチームと対峙することになれば「競った試合でどこまで投げ切ることができるか。スタミナ面を含め今年はどこまで本来の状態に戻せるか」と、注目していた。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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