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最強三塁手の放出で払った“代償” わずか3年で明暗…低迷球団に悪夢「無駄だった」

Full-Count / 2024年7月2日 18時16分

ロッキーズのエレウリス・モンテロ【写真:Getty Images】

■モンテロは3年間でOPS.665…今季WARは野手625人中619位

 ロッキーズは1日(日本時間2日)、エレフリス・モンテロ内野手をDFA(事実上の戦力外)としたと、複数の米メディアが報じた。25歳元有望株の処遇を巡って、米ファンからは「MLB史上最悪のトレード」「彼は無駄だった」と辛辣な声が上がっている。

 モンテロは2015年の国際アマチュアFAでカージナルスに入団。2019年に米老舗野球メディア「ベースボール・アメリカ」が発表した有望株ランキング100では全体81位に入るなど声価を高めた。そして2021年2月、転機が訪れる。低迷していたロッキーズが、球団の英雄的存在であるノーラン・アレナド内野手の放出に踏み切った。そしてカージナルスは、モンテロら5選手を放出し、メジャー屈指の三塁手を手にしている。

 しかし、トレードから3年余りが過ぎ、両球団の明暗はくっきりとしている。アレナドはやや衰えながらも3年連続でオールスターに選出。2022年にはMVP投票3位、10年連続のゴールドグラブにも輝いた。3年間で積み上げた勝利貢献度WARは15.1。

 対してロッキーズ側では、メジャーでプレーしたのは5選手中モンテロとオースティン・ゴンバー投手の2人だけ。ゴンバーは3年連続110イニング以上と一定の活躍を見せているものの、期待されたモンテロは3年間で205試合に出場し、打率.228、21本塁打、OPS.665。今季は67試合でOPS.571にとどまり、WAR-1.4は野手625人中619位という有様だった。

 モンテロのDFAが報じられると、米ファンは失意のコメントが続々。「ワーオ」「MLB史上最悪のトレード」「彼はずっと無駄だった」「でも、少なくともロッキーズは、アレナドが別の球団でプレーしていても5100万ドル(約80億7000万円)を払わなければいけない」「だから弱いんだよ」など、ロッキーズ側の失敗との意見が多数を占めている。今後は3A降格かウェーバーを経ての他球団移籍が考えられるが、果たして元有望株は“失敗”の烙印を覆せるだろうか。(Full-Count編集部)

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