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鷹に眠る逸材が「エグいですわ」 2軍無双の“13.00”…迫る期限、掴めるか残り「5」

Full-Count / 2024年7月12日 8時20分

ソフトバンク・三浦瑞樹【写真:上杉あずさ】

■三浦は2軍11登板で全体3位の防御率1.52をマーク

 育成左腕が2軍で躍動している。ソフトバンクの三浦瑞樹投手は11日時点で2勝3敗と負け越しながらも、防御率1.52はウエスタン・リーグ3位。さらに、直球の数値は断トツと内容も充実。「早く支配下に」「エグいですわ」とファンも注目している。

 三浦は盛岡大付高、東北福祉大を経て2021年ドラフト育成4位で入団。1年目の2022年は2軍11登板で4勝0敗、防御率2.60と結果を残すも、昨年は5登板で0勝3敗、防御率6.30と停滞していた。ところが今季、大きな飛躍を遂げる。

 開幕3試合連続で無失点投球を披露し、5月31日の阪神戦からは5戦連続でQS(6イニング以上投げて自責点3以下)と抜群の安定感。防御率1.52は同僚の前田純投手に次ぐファーム3位と圧倒的な成績だ。

 なかでも“魔球”が凄まじい威力を発揮している。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、直球による失点増減「wFA」はファーム断トツ1位の「13.5」。2位の前田純(10.0)に大差をつけている。快投を続ける左腕にファンも「今季の成長すごい」「早く支配下に上げてくれ」「今後が楽しみ」と熱視線を送る。

 ソフトバンクは5日に野村大樹内野手を西武へトレードに出し、残る支配下枠は「5」。今月31日に期限を迎える支配下登録。育成3年目の三浦はその枠を掴むことができるだろうか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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