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育成史上初…異例のトレードに「想定していなかった」 鷹入りの齊藤大将が“本音”

Full-Count / 2024年7月6日 9時37分

ソフトバンクの入団会見に臨んだ齊藤大将【写真:栗木一考】

■2017年ドラフト1位で西武入団…鷹は「強い球団が第一印象」

 西武からソフトバンクにトレード移籍した育成左腕の齊藤大将投手が6日、みずほPayPayドームで入団会見を行った。新天地で背番号177を背負う「元ドラ1」の29歳は、今月31日に迫る支配下登録期限までに2桁の背番号を手に入れることを誓った。

 新たなユニホームを身にまとい、満面の笑みを浮かべた齊藤は「まず育成がトレードになるということは想定していなかったので、聞いた時は本当にびっくりというのが第一印象」と本音も。「ホークスは強い球団が第一印象。そのチームに投げなくてよかったというのもある。心強いチームに入れるというのが一番大きい」とこぶしを握った。

 齊藤は神奈川・桐蔭学園高、明大を経て2017年ドラフト1位で西武に入団。即戦力左腕として期待されたが、思うような結果を残すことができないまま、2021年5月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフから育成契約選手として再出発していた。

 ソフトバンクは12球団最多の54人の育成選手が在籍している。「支配下になるというのが第一目標ではあるので。特にソフトバンクの育成選手は多いですけど、何とか支配下を勝ち取って戦力になりたい」と意気込んだ。

 昨年はファームで40試合に救援登板し、3勝4敗、防御率2.70と結果を残した。今季もここまでリリーフとしてファームで12試合に登板して1勝、防御率3.00と安定した成績を残している。

 ソフトバンクからは2018年ドラフト3位で入団した6年目の野村大樹内野手が西武に移った。シーズン中の支配下選手と育成選手のトレードは史上初めてとなった。(Full-Count編集部)

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