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中日の4年目21歳は「竜の未来」 2軍で無双しついに支配下…“12球団最強”の「2.1」

Full-Count / 2024年7月8日 19時33分

中日・松木平優太【写真:小林靖】

■松木平は2軍最多の9勝利…勝利貢献度も12球団1位

 待望の支配下入りに注目が集まっている。プロ野球機構(NPB)は8日、中日・松木平優太投手が支配下登録されたことを公示した。育成4年目で掴んだ支配下入りに「ずっと待ってた遅すぎたよ〜」「おめでとう」とファンも興奮。ウエスタン・リーグ1位の9勝をマークしているだけでなく、データの面でも“無双”を続けている。

 松木平は8日時点で2軍で14試合に先発し、ファーム両リーグ最多の9勝、同5位の防御率1.84。投球回97回2/3も同最多で、質と量が伴った投球を披露している。さらに。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、勝利貢献度「WAR」は2軍の投手全体でもトップの2.1をマークしている。

 平均球速143.0キロの直球を軸に、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップを投げ分ける。100球当たりの失点増減を示す「Pitch Value」でも直球のwFAは3位、wSLは5位、wSFは4位といずれも高いクオリティだ。

 背番号206から69に変わった右腕が、“無双”を認められての支配下入りにファンも称賛。「竜の未来」「完成度が違う」「これから頼むよ!」「本当におめでとう」「今後に期待したい」なとどコメントが寄せられた。大阪・精華高から2020年育成ドラフト3位で入団。支配下入りまで4年を要したが、成長を続ける21歳の投球に今後も注目が集まる。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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