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大谷翔平、期待の重さは「そこまでない」 メディア殺到…30分間の球宴会見で語った全て

Full-Count / 2024年7月16日 6時59分

囲み取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

■前半戦を総括「最後の方はちょっとチーム的には苦しかった」

 ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、4年連続4度目の出場となるオールスター戦(テキサス州アーリントン)を前に前日会見に臨み、30人以上のメディアが殺到する中、約30分間メディアに対応した。一問一答は以下の通り。

――メディアがたくさんいるが、一番会いたい選手は
「うーん……誰? まあデラクルーズ選手はあったので、朝。エレベーターで」

――デラクルーズはあなたと話せるように日本語を勉強しているようですが、どんな会話だったか
「まだ、なんか『おはよう』くらいな感じだったので、後でゆっくり話したいと思います」

――オールスターでプレーすることについて心境は
「何回来ても、こういう雰囲気は自分にとっても素晴らしいですし、球界にとっても素晴らしいことだと思うので、何回来てもまた来たいなと思える場所かなと思います」

――ドジャースに入って優勝するようなチームに加わって、後半戦に向けて雰囲気が変わると言っていたと思うが、後半戦に突入する際にどう感じ取るか
「どうなんですかね、成績的に最後の方はちょっとチーム的には苦しかったので、このオールスターブレークをきっかけに、また新たな気持ちで再開したいと思っていますし。怪我している人たちももちろん帰ってくるので、そう言う選手たちとまた一緒に後半戦頑張りたいなと思っています」

――球宴が終わると後半戦が始まるが
「前半戦に最後の方はちょっとチーム的にも苦しかったので、このオールスターブレイクをきっかけにまた新たな気持ちで再開したいなと思ってますし、怪我してる人たちももちろん帰っては来るので、そういう選手たちとまた一緒に後半戦頑張りたいなと思います」

――ロバーツ監督との関係は?
「素晴らしいと思いますし、選手個人個人と会話の多い監督だと思うので、僕自身も助けられてる分もたくさんありますし、さっきも言いましたけど、前半戦の終わりはちょっとチーム的にも苦しかったので、また気持ちを新たに切り替えて、全員で戦いたいなと思います」

――ロバーツ監督に対して試合の判断の批判はどう思いますか?
「まだシーズンの途中ですし、もちろんファンの人がそう思うっていうのは、僕たち選手はちょっとわからないところではあるので。選手は選手でやっぱりこう現場で頑張るしかないですし、その期待に応えれるように、監督もそのチームの指揮官、トップの1人として試合、そう集中して望んでると思うので、僕らはファンの人たちの、また監督の起用の期待にまた応えれるように、頑張ります」

■オールスターは「毎年出たいなと思ってます」

――HRダービーは誰が勝つと思いますか?
「予想というより、テオ(ヘルナンデス)なんですけど、やっぱりテオに勝ってほしいなという気持ちです」

――ドジャースではワールドシリーズに勝てなかったら失敗と捉えられるが
「もちろん勝つチームは1チームしかいないので、毎年それ以外のチームはみんな失敗したと思っているとは思うんで、ポストシーズンに進出にできたチームもできなかったチームも、その1点は変わらないんじゃないかな」

――球宴の試合の目標はありますか?
「まずしっかり数字をして、パフォーマンス、自分のできるパフォーマンスをしっかり準備して発揮するっていう。どういう結果になるかちょっとわからないですけど、あとは無事に終えるっていう、また後半戦をしっかりと迎えられるって準備をできたら」

――ドジャースはどういうチーム?
「ファンの人たちも含めて熱いチームだな思うので、勝つ負けるは必ず試合は出ますけど、その中でやっぱりこう満足することなく次の試合、次の試合っていう、そういう戦いが多いかなと思います」

――オールスターの肌感覚は変わりましたか?
「肌感覚はあんま変わらないですけど、毎年出たいなと思ってますし、これが10回になっても15回になっても変わらないんじゃないかなと思うので、そういう感覚はあんまり変わらないかな」

――周りからの期待の重さにどう付き合っているか
「そこまでないですね。僕1人でやってるわけではもちろんないし、素晴らしい選手たちがいるので、例えば僕が出なかったとしても、もう盛りことは間違いないから、そこまでこう感じることはないかな。プレッシャーになるとかはないかなと思います」

――全半戦終了時点で振り返ってみて。
「個人のパフォーマンスはちょっとわからないですけど、リハビリをこうもちろんやりながら、その過程も順調でしたし、シーズンの成績はもちろんこうある程度良かったなとは思うんですけど、僕の中ではリハビリをしっかり順調に来て、試合にまずこれだけしっかりと出れたことがまず1番良かったかなと」

――1番満足してる成績と、逆にちょっと伸ばしたい成績は?
「出場できてる試合が多いっていうのがまず1番。数字的には残した数字というよりかは、その基準となる数字としてはいいところじゃないかなと思いますし、反省しなきゃいけないところはいっぱいあると思うので、これ1つってことはなくて、出た試合で必ず反省っていうのは出てくるので、それを後半にしっかりとつなげて、またその先につなげられたら、十分にいいシーズンだなと、いだったなと思えるんじゃないか」

■タイトル獲得については「やることだけしっかりやれていれば」

――タイトル争いへの気持ちは
「具体的に何のタイトルがちょっと近いかよく僕は分かってないので、さっきも言った通り、1試合1試合やることだけしっかりやれていれば、数字は積み重なっていくんじゃないかなと思います」

――盗塁数が前半戦、これまでより多いが自信はありましたか?
「そうですね、単純にスプリント能力も多少上がってるっていうのもありますし、ゲームの中で、このメジャーリーグの試合の中で盗塁するっていうことに対しての、チャレンジみたいなものは去年よりも持ってるつもりではいるので、その結果が多少数字的には重なってる要因かなと思いますし、来年以降ももちろん続けていきたいなとは思ってます」

――30歳になり体をケアしなきゃと感じる部分は
「今年はもちろんDHだけなので今のところ感じることはないですけど、リハビリがどんどん順調に進んでいって、これからブルペンとかゲームっていうのも入ってくると思うので、その先で多少やっぱりこう、リカバリ遅いなっていう思うことはもちろんあるのかもしれないです。今のところはないです」

――ロバーツ監督と打撃理論について話すことはあるか
「監督と打撃理論はあんまりないですかね。基本的にそこは打撃コーチの範囲ではあるので、打撃コーチとはもちろんケージワークする時にも話しますし、ミーティングの時にはもちろん話しますし。バッティングもそうですけど、チームとしてこう今日の試合で取り組んでいってます」

――ミーティングではドジャースはいろんな意見を出している?
「ミーティングに出てないのになんでわかるのかちょっとわかんないですけど、どのチームももちろんやってるのではないかなと思うし、僕はもちろんここは2チーム目なんで他のチームと比較することはできないんですけども、ミーティングはしっかりやってると思います」

■屋外で打撃練習をしない理由「マイナスになっていくことの方がちょっと多い」

――打撃練習は室内が多いが、その方が理想的になる?
「中で十分できてるということと、外で振ることでこうプラスももちろんありますけど、自分の中で今の段階でこうマイナスになっていくことの方がちょっと多いかなと思ってるので、中の打撃が多いのかなと思います」

――マイナスになる時はどういうときか
「なんですかね。遠くに飛ばすためのスイングにシフトしていく傾向がある。それは人によって、僕の状態によってはいい場合もありますけど。今はどちらかと言えば、どういう打ち方をすれば飛距離が出やすい角度であがっていくっていう方向にフォーカスしたほうがいいので、中でそっちの方を打球をみない方向で(練習している)」

――開幕前のイメージしていたものと比べて、イメージ通りになっている部分と、これから強化したいと思うところ
「打撃は基本的には毎年マイナーチェンジをしていってはいるので、その中でいい方に転ぶときもあれば悪い方の感覚に進んでいくこともあるので、一概にこれだけやっていればいいというんじゃなくて、その悪いところも含めて今年の打撃の感覚だと思うので、それを今年後半戦、これから先、悪いところも含めて、改善できればいいところはいいところでそのままやっていけばいいですし、その中で見えてくるものがある。これというわけではなく全部が自分にとっては大事」

――リハビリについて、今後のイメージは
「今の感覚はだいぶ、前回の手術の感覚よりだいぶ進んでいると思うので、右肩上がりでは来ているかなと思いますけど、その中でも一歩下がって、また少しあがっていく段階は、これから先の方が多いと思うので、慣れてはいますけど、そこは慣れていく必要があるかなと思います」

――一歩下がるという感覚は
「1回目はもちろんありましたね。2回目はそういうものだと思っているので、あんまりそう思うことはないかなと思います」

――バットをベースに置くルーティンも始めた。ストライクゾーンへの意識は
「毎年、ずっと野球を始めてからそうですけど、ボール球は振りたくないし、ストライクだけ振りたいというのがバッターだと思うので。その作業だけみんな集中してやっている。シンプルですけど、そのために工夫しないとけないことだと思うので、基本的にはそこだけしっかりできていれば、成績はどんどん向上してくるんじゃないかなと思います」

■球宴では交流を楽しみに「なかなかある経験じゃない」

――球宴で楽しみにしていることは
「同じリーグの人と話せるのは(普段)ないことだと思うので。ベンチやクラブハウスで過ごすことはないと思う。この選手はこういう人、雰囲気なんだなというのは、リーグも変わっていますし、なかなかある経験じゃないので、楽しみかなと思います」

――誰か話したい選手挙げるなら
「まだ初日なのでそんなに話していないですけど、みんな思ったよりやわらかい雰囲気の人が、球場で見ているより実際に話したほうがそうだなといつも思います」

――修正する力については過去よりも進化しているか
「自分が調子が悪くなってくる原因というのは、年を重ねれば重ねるほど傾向が分かるんじゃないかなと思うので、もちろん新しいこと(課題)も出てくると思いますけど、基本的にはいい方向に進んでいくんじゃないかなと言う引き出しは多くなるんじゃないかなと思うので、そういう意味では年数を重ねていった方がそういう波みたいなものも当然少なくなるんじゃないかなと思います」

――グラウンド以外でリラックスする瞬間
「基本的にはあんまり球場にいないようにはしているので、球場にいる時は集中してやることだけしっかりやりたいと思っているので、そこを逆算して、トレーニングある日ない日ありますけど、なるべく無駄な時間は球場にいる時は省きたい」

――家ではリラックスできている?
「どっちもありますね。球場ではなるべくギュッとしたいというだけであって、家でももちろん考える時もありますし、考えないほうがいいなと思う時もある。場合によるかなと思います」

――ご家族が来る予定は
「来ています」

――明日のレッドカーペットは一緒に?
「その予定ではあります」

――今年新しく取り組み始めた打撃理論で取捨選択はあったか
「取り組んでいることが100%正しいかは分からない。ここでこれが正しいみたいなのは言えないですけど、そうなのかなと思うことは試していますし、それがどこで確信を持てるか分からないですけど、引き続きやっていく必要はあるかなと思います」

「統計だと思うので、1回試してみて良かったからといってそれが正解は限らないですし、このシーズンが良かったからといってそれが正しいかも分からないので、2、3年続けていく中で、ある程度自分の中で正しいんじゃないかなという確信はあると思いますけど、今の段階で今年試したからといってこれが正しいみたいなのはないかなと思います」

■ロス五輪については「出てみたい」

――ショウヘイ、ゲンキデスカ? 現役か、あるいはこれまでの(過去含め)すべての選手の中で、HRダービーをみられるなら、4人選ぶなら誰になるか
「(時代問わず)全部ですか? バリー・ボンズ選手ですかね」

――他に3人挙げるなら?
「マグワイア、ベーブ・ルース」

――ホームランダービーは辞退した
「今年ちょっと特別だったので、シーズン中のケージワークの本数もまだ制限している。あまりハードワークすぎるのが懸念点ではあって辞退した。今後復帰した先に、今年は出れそうだなというのがあれば出たいなと思います」

――ロス五輪については
「出たい気持ちはもちろんある。国際大会は特別だし、オリンピックは特別だと思うので。特にオリンピックは他の、普段野球を見ない人たちも見る機会は当然増えてくるので。そういう意味では野球界にとっても大事なことかなと思うので。個人的にも出てみたいなと思っています」

――ドジャースに来てからコーチとの関係性は変わったか
「まだ1年の途中なので、リレーションシップ的に完全かどうか分からないですけど、そうなるような努力はお互いにしていますし、エンゼルス時代も各コーチとコミュニケーションを取ることが多かったので、コーチが変わればやる練習は変わってはくるんですけど、どういう意図でやっているのかなというのを自分が理解して取り組む努力をあとはしたいなと思います」(Full-Count編集部)

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