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大谷翔平を“進化”させた703発男 球宴で思い出されるフォーム変更「エンゼルスにいた時代」

Full-Count / 2024年7月17日 19時43分

オールスター戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

■大谷翔平の“元同僚”プホルス氏「彼が緊張していたのは知っている」

【MLB】ア・リーグ 5ー3 ナ・リーグ(日本時間17日・アーリントン)

 ドジャース・大谷翔平投手の“躍進”はメジャー通算703発男にあった? メジャーリーグのオールスター戦が16日(日本時間17日)、レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで行われ、4年連続での出場となった大谷は第2打席でオールスター初本塁打となる3ランを放った。

 米スポーツ局「MLBネットワーク」ではエンゼルスなどで活躍したアルバート・プホルス氏が「ショウへイは打つのに本当にいい球を見極めている気がする。彼はボール球に手を出していないし、四球も選んでいる。逆方向にも打っている。私からすると、2018年に戻って、エンゼルスにいた時代だが、この映像を見ると彼は高く足を上げている。スプリングトレーニングの時の映像だ。彼が緊張していたのは知っている」と言及した。

 大谷とプホルスは同じユニホームを着ていた。かつての資料映像で、大谷が凡打するシーンが流れると「このとおり、彼は(当時)ああいう球に対応できなかった。足をあげる(打撃)フォームだったから。彼は、修正しなければという感じだった」と明かした。

「彼はその修正をした。自分のパワーを生かそうという感じだった。彼がパワーを生かすときは、毎回打球を引っ張ったりはしない。彼はレフトにもライトにもセンターにも打った。今年、ドジャースとしての彼は失投を見逃さない。我々は投手の剛速球は打たない。彼らの失投を捉えるんだ」

 力説は続く。「そして彼は利口な打者でもある。彼は打つし、左腕からも打つし、逆方向にも打つ。引っ張るだけではない。そして彼は四球も選ぶ。できることはなんでもする。あのスピードもある。この男は怪我がないままでいけば、今年40−40(40本塁打、40盗塁)を達成するかもしれない」。夢を現実に変える男が、存在した。

 プホルスは球宴11度選出の実績を持つ。足を上げ打つフォームから“すり足”へ。元同僚へ送ったかつての助言は、今も生きている。(Full-Count編集部)

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