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慶応敗退…主将は“謝罪”「申し訳ないです」 涙を浮かべた森林監督「1年分の重みが」

Full-Count / 2024年7月18日 16時58分

桐蔭学園に敗れ涙する慶応・加藤右悟主将(中央)【写真:大利実】

■昨夏の甲子園V右腕・小宅「エースとして情けないなって…」

 第106回全国高校野球選手権神奈川大会は18日に5回戦が行われ、昨年全国制覇を果たした慶応が桐蔭学園に2-4で敗退。夏の甲子園連覇はならなかった。試合後、主将の加藤右悟捕手は「自分の力が足りずに、日本一になれなかったので悔しいです」と目に涙を浮かべながら言葉を紡ぎ、同じなく涙がこぼれた森林貴彦監督は「1年分のいろいろ重みがじわっと……重かったなって」と口にした。

 両チーム無得点で迎えた4回、慶応は1死二、三塁のピンチを背負うと、先発の吉野栄輝投手(3年)から、昨夏の甲子園で5試合に登板したエースの小宅雅己投手(2年)をマウンドに送る。ニゴロの間に先制を許すもその裏、鷹尾充千雄内野手(3年)の適時打で同点に追い付いた。

 7回に再び勝ち越されたものの、8回に酒井一玖内野手(2年)の適時打で再び同点とした。なお2死満塁と攻め立てたが無得点に終わると、9回に5番手で登板した鈴木佳門(3年)が無死満塁のピンチを招き、2点適時打を許して勝ち越された。その裏の慶応の攻撃は3者凡退に終わり、万事休した。

 加藤は試合後「この先、雅己と森林さんのもとでバッテリーを組んで、もっとやりたかったんですけど……もう1回マウンドに立たせてあげられなくて申し訳ないです」と、中学からバッテリーを組むエースとの夏が終わった場面で一番感情の昂ぶりを見せた。

 昨夏の甲子園で優勝投手になった小宅は4回途中から登板するも、3回2/3を1失点。「8回で降りてチームに迷惑をかけてしまい、最後はチームを応援することしかできなくて、エースとして情けないなって思いながらしっかり声をかけていました」と自身の投球を振り返った。

 昨夏の甲子園で1916年以来107年ぶり、2度目の優勝を果たした慶応。しかし、昨年の秋季神奈川大会は準々決勝で敗退し、今春の選抜大会出場はならなかった。今夏もベスト16で敗退。森林監督は優勝の重みがあったことを明かしつつ、3年生に「今年は思った以上にうまく進まない1年で、この2年間をセットで経験した3年生が、きっと今後の人生にいかしてくれると思うので。野球選手としても、ひとりの人間としても、次に生かして成長した姿を見せてくれることを楽しみにしています」と声をかけた。(Full-Count編集部)

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