大谷翔平、2打席連続サヨナラ機で申告敬遠 敵軍は“異例策”も裏目…本拠地ブーイング

Rソックス戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真：ロイター】

■大谷の申告敬遠直後…ドジャースはサヨナラ打で勝利

【MLB】ドジャース 7ー6 Rソックス（日本時間21日・ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手は20日（日本時間21日）、本拠地で行われたレッドソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。同点に追いついた9回、サヨナラのチャンスで打席が回ってきたが相手ベンチは申告敬遠。さらに延長11回のサヨナラ好機でも申告敬遠となり、本拠地はブーイングの嵐となった。

　大谷は先頭打者で迎えた初回は一ゴロ。試合前にパフォーマンスを披露した人気ヒップホップユニット「Creepy Nuts」の大ヒット曲「Bling-Bang-Bang-Born」で打席に入る粋な演出を見せた。第2打席は三邪飛に倒れたが、6回先頭の第3打席では左中間への二塁打。打球速度112.7マイル（181.4キロ）の痛烈打は、日本人3人目の米通算800安打目となった。7回の第4打席は三飛だった。

　1点ビハインドで迎えた9回、途中出場のエンリケ・ヘルナンデスが同点ソロ。その後、下位打線がつながり先頭の大谷に回ってきたが、バットを振らせてもらうことなく一塁に歩いた。

　延長10回は両チーム2点を奪い合って譲らず。迎えた11回1死一、三塁で、打席が回ってきたが、レッドソックスベンチは申告敬遠。一塁が空いていない状況で異例の策に出たが、直後にウィル・スミスがサヨナラ打を放ち、結果的に作戦は裏目となった。

　大谷は4打数1安打で打率 .315。ドジャースは後半戦連勝スタートを切った。（Full-Count編集部）