大谷翔平を手放し…エ軍が悔やんだ“事情” 後払い合意なら「残留していただろう」
Full-Count / 2024年7月20日 7時20分
■NYポスト「97%後払いに合意していれば残留していただろう」
ドジャースの大谷翔平投手は2018年の渡米から6年間をエンゼルスで過ごし、今季から10年7億ドル(約1101億円)のメガ契約で新天地に移籍した。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン氏は「エンゼルスが適正な金額をオファーしていれば、オオタニは忠誠心でエンゼルスにとどまったかもしれない」との見出しで、“後悔”を明かした。
エンゼルスの複数の関係者は「オオタニが最終候補の4球団に提案した『7億ドルのうち97%を後払い』というオファーにエンゼルスが合意していれば、チームに残留していただろうと示唆した。ドジャース、ジャイアンツ、ブルージェイズはオファーを受け入れることに合意したが、エンゼルスは応じなかった」という。
エンゼルスのタイラー・アンダーソンは「そういう話は聞いたよ」と認め「彼は(アナハイムで)とても素晴らしい活躍をしていたし、殿堂入りするようなキャリアを望むなら1つのチームに留まることが一番いい方法だと思う。あそこであれだけの数字を残し、すべてを成し遂げることができたのは、とても居心地が良かったからだろう。きっとそれには何か(意味が)あったんだと思う」と語った。ほかの多くのエンゼルス関係者もこれに同意し、オオタニは「忠誠心の強い男」であり「ルーティンの鬼」などと称した。
「それよりも大きな後悔は、昨年のトレードデッドラインにオオタニをトレードしなかったことだと考えるエンゼルス関係者も一部いる。その当時は明らかではなかったものの、すでにマイク・トラウトとアンソニー・レンドンにそれぞれ3500万ドル(約55億円)以上の年俸を支払っている状況で、オーナーシップが球界最高額の契約に合意するとは、チーム内部では期待されていなかったからだ」
仮に後払いに応じていたからといって、本当に大谷が残留していたかどうかはわからない。しかし、今季もナ・リーグトップの29本塁打など3冠王を狙える位置でシーズンを折り返した大谷の存在は非常に大きいだけに、手放したエンゼルスが抱える思いも特別なようだ。(Full-Count編集部)
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