1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

球速向上に繋がる“プライオボール”は小学生にも? 155キロ右腕が推奨「5本指投法」

Full-Count / 2024年7月20日 7時50分

「NEOLAB」を運営する内田聖人氏【写真:伊藤賢汰】

■野球指導者・内田聖人氏が日本でも浸透する「プライオボール」の使い方を伝授

 ドジャースの大谷翔平投手やメジャー選手が使用し一躍、日本にも広まったのが「プライオボール」を使ったトレーニングだ。投球のメカニクスを改善し、怪我防止や球速アップなどの効果が見込める。最速155キロを誇り、多くのプロ野球選手も指導する内田聖人氏は、「できれば野球ボールと同じ握りでは、持ってほしくない」と使用上の注意点を挙げる。

 プライオボールは米国のトレーニング施設「ドライブライン」が考案。重さ、大きさの異なるボールを、正面や背を向けた状態で壁に投げ込んでいく。可動域を広げ、肩肘の強化にもつながり球速アップにも効果があるという。日本でもベテランの和田毅投手(ソフトバンク)が活用し、各球団のルーキーが入寮の際に持参する光景も見られるようになった。

 内田氏が運営する野球アカデミー「NEOLAB」でも、プライオボールを導入。小学生からプロ野球選手まで幅広いカテゴリーで指導を行っているが「正しい投げ方であれば、プライオボールは年齢、体格に関係なく使用しても大丈夫」と推奨している。

 ただし、プライオボールは体全体を使って投げる必要がある。「一番注意する点は腕で投げないこと。体を大きく使うことを意識してほしい」。小手先だけで投じると肘が前に出て、リリースの瞬間に力を伝えることが不可能だからだ。幼少期に使用するならば、無理のない重さのプライオボールを使い、回数などにも注意が必要だ。


大きさが異なるプライオボール【写真:伊藤賢汰】

■鷲づかみで、指の付け根で重さを感じながら

 また、内田氏はボールの握り方にも言及。野球ボールのように3本ではなく5本指で握ることを推奨している。「今までとは違うこと(トレーニング)をしようとしているのに、同じ握り方をすると、野球の方でエラー(動作)が起きる可能性があります」と説明。鷲づかみで、指の付け根で重さを感じるように持ち、「体の中心からボールに対して重さをかけるイメージ」で投げることが重要だという。

 近年は多くの野球ギアが誕生し、打撃や投球など効果も様々だ。正しい知識を持ち、技術向上につなげていきたい。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください