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投手指標トップなのに“借金4”…虎右腕の悲劇示す「2.28」 同情殺到「泣けてくる」

Full-Count / 2024年7月20日 11時20分

阪神・村上頌樹【写真:小池義弘】

■村上は8回5安打1失点の力投も7敗目…「RS/9」は「2.28」

■広島 1ー0 阪神(19日・甲子園)

 阪神の村上頌樹投手は、19日に甲子園で行われた広島戦で8回129球を投げ5安打1失点と力投したが、今季7敗目を喫した。今季15試合で防御率2.10ながら、3勝7敗と4つの負け越しを喫する昨季MVP右腕は、援護点に恵まれない“不運”に泣いている。

 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、9イニング当たりの援護点=援護率を示す「RS/9」は、規定投球回到達者の中でワースト4位となる「2.28」。トップで「5.28」の有原(ソフトバンク)とは3点も差がある。与四死球、奪三振、被本塁打による投手評価「FIP」は同トップの「2.00」ながら白星に恵まれない。

 村上はプロ3年目の昨季、22試合(21先発)で10勝6敗、防御率1.75と大ブレーク。最優秀防御率のタイトルを獲得して日本一に大きく貢献し、新人王とセ。リーグMVPに輝いた。なお昨季の「RS/9」は「3.68」だった。

 SNS上でも「村上君かわいそう」「何度無援護で負けをつけるのか」「またムエンゴだ」「今日も無援護地獄」「本当に可哀想すぎて泣けてくる」など同情の声が上がる。球宴期間を経て、後半戦から流れは変わるだろうか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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