大谷翔平は「制御できていた」 空振り三振3回も…ロバーツ監督が高評価の理由

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真：上野明洸】

■5打数2安打で5連勝に貢献した大谷翔平

【MLB】ドジャース 5ー2 ジャイアンツ（日本時間24日・ロサンゼルス）

　ドジャース・大谷翔平投手は23日（日本時間24日）、本拠地でのジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で先発出場。2打席連続で空振り三振に倒れるも、4回には右翼線2点二塁打を放ち、8回に中前適時打を放つなど、5打数2安打3打点だった。試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷について「自分を制御することができていた」と打席を評価した。

　ジョーダン・ヒックス投手と対戦した第1打席では内角低めのスプリット、第2打席は高め直球で空振り三振に倒れた。それでも、指揮官は「いい感覚を持った」と話した。「打席の内容が良かったと思った。彼はストライクゾーンの球をスイングしていた。そんな中で彼はストライクゾーンの球だけ（を振るよう）に自分を制御することができていた」と振り返った。

　1点リードの4回、2死一、三塁で迎えた第3打席では、ワンバウンドで右翼フェンスに当たる2点適時二塁打を放った。第4打席では3番手のテイラー・ロジャーズ投手と対戦し空振り三振だったが、2死一、三塁で迎えた第5打席では直球を中前に弾き返し、後半戦初のマルチをマークした。

　3三振したが、ボール球を見極められていたことを指揮官は評価。「私としては、ショウへイがストライクゾーンの球だけ（をスイングするよう）に自分を律することさえできれば、彼はとにかくとてもとても特別な選手だ」と話した。