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最下位西武が直面する“泣き所” 貧打解消に期待も…苦難示すリーグ最大の「10」

Full-Count / 2024年7月26日 7時10分

西武・渡辺久信監督代行【写真:矢口亨】

■開幕4番のアギラー、ベテラン大砲の中村は2軍調整中…

 西武は前半戦87試合を27勝59敗1分け、首位のソフトバンクに29ゲーム差の最下位で終えた。最大の課題はともにリーグワーストのチーム打率.206、195得点という攻撃力。打線の中心を担う4番打者をみても、苦しい事情が浮き彫りとなっていた。

 今季、西武の4番に入った選手はリーグ最多の10人で、2番目に多いのが日本ハムの7人だった。首位を独走するソフトバンクは山川穂高内野手が全試合で務め、活躍ぶりは周知の通り。2位のロッテもネフタリ・ソト内野手が70試合で4番として出場し11本塁打、56打点の成績を残しており、4番打者の固定はチームの戦い方を大きく左右する要素ともいえそうだ。

 西武は開幕から新外国人のヘスス・アギラー内野手が4番に座っていたが、29試合で打率.207、2本塁打、10打点と結果を残せず、5月8日に出場選手登録から抹消。前半戦の1軍復帰はなかった。

 アギラーに代わって40歳の中村剛也内野手が4番に入る機会が増えたが、現役最多478本塁打を誇るホームランアーチストも、今季は4番としてはアギラー次ぐ23試合に出場し打率.212、4本塁打、9打点。現在は2軍で調整している。

 6月中旬からは27歳の岸潤一郎外野手が4番で18試合に出場するも打率.235、1本塁打、8打点と大爆発とはいかなかった。前半戦のラスト6試合は21歳の山村崇嘉内野手が任され打率.238、1本塁打、2打点としている。

 山村は17日のオリックス戦(ベルーナドーム)で4番としての豪快な初アーチを放った。試合後に渡辺監督代行は「完璧な1本でした。4番の仕事というか、ちゃんとしっかり(前の打席で)犠牲フライも打って非常にね、今はすごく頑張る時かなという感じがしています。あそこらへんの若手はね。(3番に入っていた25歳の)西川もしかりね」と若手の4番争いに期待を寄せていた。

 前述の選手以外に今季の西武で4番を任されたのは栗山巧外野手(1試合)、蛭間拓哉外野手(4)、外崎修汰内野手(1)、佐藤龍世内野手(2)、元山飛優内野手(2)、陽川尚将内野手(1)がいた。4番に固定できる選手が登場すれば、攻撃にも落ち着きが出て課題解消への足がかりとなるはずだ。(湯浅大 / Dai Yuasa)

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