大谷翔平、離脱のフリーマンに「こちらは大丈夫だよと」 緊急リスト入りの同僚に配慮

試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真：川村虎大】

■三男の感染症で家族緊急リスト入り「家族のもとでサポートしてくれれば」

【MLB】アストロズ 7ー6 ドジャース（日本時間28日・ヒューストン）

　ドジャース・大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、敵地で行われたアストロズ戦で32号ソロを放つなど3打数2安打2打点2四球1盗塁の活躍を見せた。試合前にはフレディ・フリーマン内野手が三男の感染症で家族緊急リスト入り。「チームが勝ってこちらは大丈夫だよと、安心感を与えられるように」と慮った。

　フリーマンはここまで全試合に出場し、26日（同27日）の敵地・アストロズ戦にも「3番・一塁」で出場予定だったが、急遽帰宅。27日（同28日）の試合前に家族緊急リストに入れたことを球団が発表していた。左手を骨折したムーキー・ベッツ内野手に続き、フリーマンも離脱でMVPトリオは大谷のみとなった。

　この日、大谷は3回に特大32号ソロを放ち、6回にも適時打を放った。一方で、チームは最大5点あったリードを守れず。8回に追いつかれると、9回にトライネンがブレグマンにサヨナラ被弾を許した。

　フリーマンの離脱から2連敗。試合後、大谷は「フレディの離脱に関しては仕方ないというか。本当に今は何の心配もなく家族のもとでサポートしてくれれればとみんな思っていますし」と配慮した。「そのためにもチームが勝って、大丈夫だよというメッセージが1番大事かなと思うので、僕らは現場でまだまだいっぱい勝てるように。安心感を与えられるように頑張れば良いんじゃないかなと思います」と前を向いた。（川村虎大 / Kodai Kawamura）