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“戦力外”から「宝石を見つけた」 ド軍に現れた救世主、壊滅投手陣を救う「0.00」

Full-Count / 2024年7月29日 16時0分

アストロズ戦に登板したドジャースのブレント・ハニーウェル【写真:ロイター】

■ドジャース加入後は9回2/3で無失点、無四球7奪三振を記録

【MLB】ドジャース 6ー2 アストロズ(日本時間29日・ヒューストン)

 途中加入の右腕がチームを救う快投を披露している。ドジャースのブレント・ハニーウェル投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたアストロズ戦の9回から登板。1回を無安打無失点1三振に抑え、チームの勝利に貢献した。“戦力外”を経て移籍した新天地でここまで6戦無失点の好投。「すごい拾い物だ」「新しいクローザーだ!」と米ファンも興奮している。

 6-2で迎えた9回から登板。4番からの打順だったが、ヤイナー・ディアズ捕手を速球で一ゴロに仕留めると、ジェレミー・ペーニャ内野手は伝家の宝刀スクリューボールで空振り三振、最後はジョン・シングルトン内野手を一飛に抑えて最後を締めた。

 ハニーウェルは13日にウェイバー公示を経てドジャースに加入。パイレーツでは2登板して0勝0敗、防御率4.95にとどまり、メジャー出場前提の40人枠を外されるDFA(事実上の戦力外)となっていた。加入時の期待は決して高くなかったが、移籍後は6試合に登板して9回2/3を投げて防御率0.00、7奪三振の一方で与四球ゼロと抜群の内容を見せている。

 ドジャースはアストロズ3連戦の緒戦は0-5で完封負け、前日は5点差リードがありながらサヨナラ負けを喫して嫌な流れだった。さらにチームは投打ともに故障者が続出。特に7月はメジャーワーストの防御率5.42と投手陣に大きな不安を抱えていた。それだけにハニーウェルの活躍はファンを安堵させているようで、「チームを救ってくれてありがとう」「ウェーバーで宝石を見つけた」「なぜDFAされたのか」と称賛の声が上がっている。

 2014年ドラフト2巡目でレイズに入団。球界有数の有望株として長らく評価されていたが、故障もあって大成せずに29歳を迎えた右腕。名門ドジャースでその真価を発揮しつつある。(Full-Count編集部)

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