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福田秀平、引退会見で大号泣「同級生の存在が励み」 先輩がサプライズ花束贈呈

Full-Count / 2024年8月1日 11時51分

引退会見涙を流したくふうハヤテ・福田秀平【写真:福谷佑介】

■引退の理由は右肩甲骨の怪我の悪化「これ以上、現役では厳しい」

 ソフトバンク、ロッテでもプレーしたくふうハヤテの福田秀平外野手が1日、静岡市内で会見を行い、今季限りで現役を引退することを発表した。ハヤテのユニホーム姿で会見に臨んだ福田は涙を流しながら「今季限りで現役を引退します」と明かした。

 2020年の開幕直前に負った右肩甲骨骨折の影響で万全のプレーができていなかった福田。今春のキャンプ終了後から再び右肩に痛みが出たため、病院を受診。腱板の断裂や右肩甲骨の変形が多く見られた。「これ以上、現役では厳しいというところがあったので、家族と相談して現役引退を決めました」と、5月頃に決断した。

 福田は2006年の高校生ドラフト1巡目で多摩大付属聖ヶ丘高からソフトバンクに入団。「1年目は1年ですぐクビになるなって思い知らされたプロの世界だった。先輩たちに追いつけ、追い越せでやってきて、なんとかしがみついてやってきた」と18年間の現役生活を振り返った。

 心の支えになったのは柳田悠岐外野手をはじめとする同級生の存在。「同い年の存在はすごく大きかった。僕は高校の時は無名選手でしたし、田中将大選手であったり、世代を代表する選手たちになんとか追いつきたいという思いでやってきたし、彼らの存在が励みになっていた」と涙ながらに語っていた。

 昨オフにロッテを戦力外になり、くふうハヤテに入団。NPBの1軍を目指す若い選手たちと一緒に汗を流す日々を送った。怪我の影響で満足に練習量をこなせなかったものの、この半年間を「なかなか練習を多くする姿を後輩に見せることができなかったので、そこは悔しい部分。この半年、静岡に来て、ハヤテに来てよかったなと、いい勉強になりました」と回顧した。

 会見の最後には、ソフトバンク時代のチームメートで、先輩として慕う栃木ゴールデンブレーブスの川崎宗則内野手が花束を持って登場。予想だにしなかったサプライズに再び大号泣し「まさか来てくれると思わなかった」と、大先輩の登場を喜んでいた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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