1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

投打の悩み、“突っ込み・開き”を抑える練習とは? 技術習得前に必要な「根幹動作」

Full-Count / 2024年8月7日 11時6分

大阪「夢道場」の練習の様子【写真:久米健夫氏提供】

■日本全国、話題の野球塾が参戦する「個人練習EXPO」が5夜連続で開催

 充実した夏休みを過ごし、ライバルに差をつける。野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」が6日、オンラインイベント「日本全国 話題の野球塾から学ぶ 5days 個人練習EXPO supported by フィールドフォース」を開催。全国各地からスキルアップに必要な練習法が映像とともに紹介された。

 5夜連続で開催している「個人練習EXPO」の2日目は、ラプソードなどの計測機器を用いて数字化する「Be Baseball Academy」(東京)、日本ハム時代の大谷翔平投手ら多数のプロ野球選手のトレーナーを務めている白水直樹氏が代表の「PROGRESS Sports Performance Lab.」(同)ら5つの施設が登場した。

 この日、登場した指導者らが語った共通点は「技術に繋がるトレーニング」だった。最先端の理論も必要だが、まずは技術に応えられる体が備わっているか。高いレベルで“走攻守”を体現するには「自分の体を知り、自身で扱えること」が大事だという。

 イベントにゲスト出演した野球スキルコーチ・菊池タクトさんは「一番は継続すること。習慣化することが大事になってくる。小さい時からのトレーニングは敬遠しがちだが、動きはスキルでもある。幼少期からやったほうがいい」と継続性の重要性を語り、何度も頷く姿があった。


森友哉をサポートする「夢道場」代表の久米健夫氏【写真:本人提供】

■チームと野球塾は「共存共栄し調和が取れていくことが大切」

 大阪から参戦した「夢道場」は、ブロック1つで行えるトレーニングを紹介し、注目を集めた。ブロックの上に片足を乗せバランスを取る「ステップオンブロック」。オリックス・森友哉捕手の専属トレーナーも務める代表の久米健夫さんは、「打撃、投球はまず“片足立ち”から始まります。真っすぐ立てるようになることで体が突っ込んだり、開くことを抑えられます」と紹介した。

 菊池さんとともにゲストコメンテーターを務めた「Be Baseball Academy」の下広志さんも、「全ての動作の基本になる動き。非常に有効なトレーニングだと思います」と、片足立ちの“意識付け”に共感。昔は投打共に“上げる力”が注視されていたが、昨今は地面反力を生かした“押す力”が重要視されているだけに、効果的な練習方法といえそうだ。

 野球の競技人口が減る一方、野球塾や野球スクールは増加傾向で、子どもたちの所属チームと方針が違うケースも少なくない。それでも、下さんはボランティアなどで指導するチームの指導者をリスペクトしており、「野球塾とチームが対立するのではなく共存共栄し調和が取れていくことが大切」と、日本の野球界の発展を願っていた。国から集まった話題の野球塾を紹介する「個人練習EXPO」は9日まで開催される。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください