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掛布氏厳選の阪神7月ベストプレー3候補 近本サヨナラ打「仕留めるのは当たり前」

Full-Count / 2024年8月8日 10時49分

阪神・森下翔太、原口文仁、近本光司(左から)【写真:小池義弘、矢口亨】

■ABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」で選ぶ「DIDアワード」3候補

 阪神ファンに人気のABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」では毎月「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」を選定し、表彰を行っている。気になる7月度ノミネートプレー3つが、7日の配信回で発表された。

 DIDアワードとは、その月の甲子園で最もファンを沸かせたプレーを、DIDブランドアンバサダーを務める“ミスター・タイガース”こと掛布雅之氏と、ファンの投票により選ぶ賞。7月の受賞候補としてノミネートされたのは、掛布氏が厳選した次の3つのサヨナラ打だ。

○7月7日のDeNA戦 原口文仁のサヨナラを呼び込むタイムリー

 4-5と1点ビハインドで迎えた9回。阪神は大山の四球、前川の右前打、梅野の死球などで2死満塁の絶好機を迎える。ここで登場したのが代打・原口。DeNA守護神の森原が投じた初球を振り抜き、右前へ運ぶと、相手失策も絡んで2者が生還し、逆転サヨナラ勝利となった。掛布氏はバットを短く持って打席に入った原口について「キャッチャーの経験を生かし、読み切ったライト前へのサヨナラを呼び込むタイムリー。ナイスバッティングですね」と称えた。

○7月9日のヤクルト戦 近本光司の逆転サヨナラ打

 先発の才木が7回1失点の好投を見せたが、打線が沈黙。無得点のまま迎えた9回裏だった。野口の四球、原口の左前打、さらには代打・坂本の打球が相手失策を誘い、7日DeNA戦を想起させる2死満塁のチャンスがやってきた。打席に立った近本はヤクルト守護神・田口の2球目を捉えると打球は右前へ。この間に2者が生還し、2試合連続の逆転サヨナラ勝利を演出した。掛布氏は満塁を招いた失策が田口に与えた影響を指摘。「あの流れの中で1番の近本に回ってくれば、あの投げミスのカーブを仕留めるのは当たり前だと思います」とシーズン後半に向け、調子を上げてきた近本に信頼を寄せた。

○7月28日の中日戦 森下翔太の延長サヨナラ打

 9回に2点差を追いつかれて延長戦へ突入。そして迎えた11回、先頭の近本が中日の守護神・マルティネスから左前打を放って出塁すると、続く中野が送りバントに成功する。1死二塁で打席に立ったのが森下。初球の内角ストレートを振り抜くと、打球が左翼へ転がる間に、二塁走者の近本が快足を発揮してホームイン。劇的な延長サヨナラ勝利に「オールスター後からの森下は右の肩が下がらずに、上体がレベルに回転するようなスイングできるようになったので、マルティネスの高めのストレートをものの見事にレフトへ運んだ」と前半からの変化を指摘。「ナイスバッティングでした」と賛辞を送った。

 投票は、番組公式X(旧ツイッター)を通じて、または「虎バンチャンネル」で公開中のノミネート動画概要欄から応募フォームにアクセスし、上記3つのプレーから受賞にふさわしいと思うものを選ぶだけ。投票締切は8月14日午後11時59分で、結果は後日、掛布氏が発表する。受賞プレーを当てた人から抽選で、受賞選手の直筆サインボールが5人、9月12日DeNA戦の観戦チケットが5組10人に贈られる。(Full-Count編集部)

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