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金足農が初戦敗退…吉田大輝が号泣、154球力投も5失点 兄・輝星が生観戦、9回に猛反撃

Full-Count / 2024年8月9日 13時3分

先発した金足農・吉田大輝【写真:加治屋友輝】

■吉田大輝は7回154球を投げ、9安打5奪三振5失点で降板

 第106回全国高校野球選手権大会は9日、第3日が甲子園球場で行われ、第2試合で金足農(秋田)が西日本短大付(福岡)に4-6で敗れた。オリックス・吉田輝星投手の弟・大輝投手(2年)が先発し、7回154球を投げて9安打5四球5失点。兄の輝星が活躍して準優勝に輝いた2018年夏以来の甲子園勝利はならなかった。

 吉田は初回に無死三塁から井上蓮音内野手(2年)に先制の適時打を許す。5回には無死満塁で村上太一投手(3年)に犠飛、斉藤大将外野手(2年)に適時打、山下航輝捕手(2年)に2点打を浴び、この回4点を与えた。

 8回に2番手・花田晴空投手(3年)も1点を失ったものの、打線は9回に猛反撃。代打・中嶋悠斗(3年)の適時打、相馬英典捕手(3年)の犠飛、敵失、武藤一斗内野手(1年)の適時打で4点を返し、なおも2死一、二塁としたが、及ばなかった。

 最終回、大輝は涙を流しながらベンチで声援を送っていた。輝星もスタンドで試合を観戦。大輝ら後輩の奮闘を目に焼き付けた。

 吉田は最速146キロを誇る2年生エース。秋田大会では37回を投げて30奪三振、防御率0.97をマークし、金足農を6年ぶり甲子園に導いた。しかし、この日は西日本短大付打線に打ち込まれた。(Full-Count編集部)

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