広島25歳が12球団トップ「まさに異次元」 見せつける“忍者守備”…源田も引き離す「11.5」
Full-Count / 2024年8月11日 7時10分
■9日の阪神戦で見せた守備が話題に…データ面でも高数値
広島の矢野雅哉内野手が初のゴールデングラブ賞へ向け、好守を次々と披露している。9日の試合を終えた時点で、守備指標「UZR」で遊撃の数値は11.5をマーク。リーグでは2位に3倍を付ける高数値で、12球団1位を誇っている。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、矢野は2位の源田壮亮内野手(西武)の5.4に大きな差を付けてトップだ。
矢野の守備指標の中で特に高いのが、守備範囲を表す指標(RngR)で、12球団トップの7.8をマーク。2位はロッテの友杉篤輝内野手で6.6、3位が巨人の門脇誠内野手の5.3となっている。今季は球際の強さと強肩を生かした広い守備範囲で多くのアウトをもぎ取っている。
9日の阪神戦では、8回に原口文仁内野手が放った三遊間を抜けそうな打球を掴み、一塁へノーバウンドで送球してアウトを奪った。X(旧ツイッター)では「矢野の守備」がトレンド入りするなど、「今季一番というレベルの超次元守備」「これはえぐい」「今年のGG賞を確定させるぐらいのプレーだわ」「まさに異次元ですね」と話題となった。
4年目の矢野は規定試合に出場している遊撃手の中では失策もリーグ最少の6個となっており、ゴールデングラブ賞の有力候補となっている。打撃でも打率.242と成長を見せており、スタメン起用が続いているが、このまま1年走り抜けることができるだろうか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
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