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心に決めた開脚投球に「おおお〜!」 場内騒然で“パニック”…25歳女子アナの心残り

Full-Count / 2024年8月13日 7時30分

関西テレビの橋本和花子アナウンサー【写真:真柴健】

■関西テレビ・橋本和花子アナが“開脚投球”を試みた理由

 リベンジに燃える。関西テレビ(カンテレ)の橋本和花子アナウンサーが、今年3月22日に京セラドームで行われたオリックス-阪神の試合前に始球式を行った。現在は「newsランナー」のスポーツコーナーを担当(月曜)、さらに「旬感LIVE とれたてっ!」(月・水・金)などに出演中。そんな橋本アナが高く足を上げて投じた1球は、まさかの方向へ……。打者・近本光司外野手の背中側へ“大暴投”。強く意気込んで臨んだマウンドを振り返った。

「悔しいです。その一言に尽きるかなと……。目標は始球式に登場する、ではなくて『ノーバン投球』までがセットだったので。近本選手の背中側に投げていますし、ワンバウンドになってしまって悔しいです。自分の中では結構、練習したつもりだったので……」

 気持ちを込めた1球を振り返ると、苦笑いで顔に手を当てた。「あぁ……。本番弱いなと感じましたね(笑)。あれから分析したんです。2つ理由があって……」。丁寧なジェスチャーで心境を思い出した。

「1つ目はですね。私、高く足を上げたんですよ。そこで『おおお〜!』というどよめきが聞こえて来たんですよね。慣れていないので、そのタイミングでテンションが上がっちゃったんです。見てくださっている! という感じで(笑)。シンプルにうれしくなって、投球において意識していたことが吹っ飛んだんです」

 3歳から15年間、バトントワリングに励んでいた経験から「せっかく大舞台に立たせてもらえることになったので、何かしよう……と。そこで考えたのが『柔軟性』を生かすことでした。私がこだわりを持ってやったことなんですけど……。歓声に舞い上がって、気付けばボールを地面に叩きつけていました」。目線を下げると、2つ目の“失策”を明かした。

「キャッチャーミットを目掛けて投げると届かない可能性があるから『アンパイア(球審)の顔付近を目掛けて投げるのがいいよ』と練習の時に言って頂いていたんです。とにかくミットは見るなと言われていたんですけど……。球場の雰囲気に呑まれて忘れてしまっていました」

 念願の始球式を伝えられたのは、本番の2週間前。「夢だったので、ずっと心の準備はしていました。伝えてもらって、そこからすごく練習したことを覚えています。まずはキャッチボールをしてもいい場所を探して、練習相手、教えてくれる人を探しました。アナウンサー仲間で野球経験者の方を探したり……。みんな協力的で、付き添ってくれて感謝しかありません」。魂を込めた1球だった。(真柴健 / Ken Mashiba)

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