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大谷翔平の助言は「いつも正確」 野戦病院ド軍支えた「1.026」…26歳が絶好調なワケ

Full-Count / 2024年8月14日 14時49分

ブルワーズ戦で7号2ランを放ったドジャースのギャビン・ラックス【写真:Getty Images】

■ラックスは後半戦OPS1.026…好調支えた大谷の助言

【MLB】ドジャース 7ー2 ブルワーズ(日本時間14日・ミルウォーキー)

 ドジャースのギャビン・ラックス内野手が覚醒の兆しを見せている。7月は打率.299、4本塁打、OPS.937をマークすると、13日(日本時間14日)の敵地・ブルワーズ戦では8月初アーチ。上位打線を任されるようになるなど、チームに欠かせない存在となっている。

 ブルワーズの本拠地ミルウォーキーから車で1時間弱。ウィスコンシン州ケノーシャで生まれた。この日、家族や友人が30人ほど見守る中、4回無死一塁の第2打席。元ソフトバンクの右腕コリン・レイの初球、内角シンカーを右中間へ運んだ。「大切な人たちの前で打てたことは特別なんだ」と嬉しそうに汗を拭った。

 好調のラックスを支えるのが大谷翔平投手の存在だ。ダグアウトでラックスは大谷から常に相手投手の球筋や軌道を聞いているという。「彼はいつも正確に把握しているから、どんな球が来るのか想像ついた状態で打席に入ることができる」と感謝する。

 右足の前十字靭帯損傷から復帰したシーズン。4月は打率.175と出遅れた。「常に2ストライクに追い込まれたような感じで、消極的になっていたと思う」と分析。「もっと攻撃的に、投手にダメージを与えられることを心がけているんだ」と現状を明かす。

 チームは6月半ばにムーキー・ベッツ内野手が左手骨折で戦線離脱。7月後半にはフレディ・フリーマン内野手が三男マックスくんの病気で約10日間ほど離脱していた。そんな中、球宴明けに週間MVPを獲得するなど、後半戦は打率.347、4本塁打17打点、OPS1.026の活躍。2人が戻るまでのドジャース打線を支えた。

「彼は世界最高の選手だから、助言には時はいつも耳を傾けるし、彼の見立てはいつも正確なんだ」。大谷の存在が“愛弟子”の覚醒を促していた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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