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最弱球団から加入した救世主…ド軍に誕生した新守護神 無双する「.038」、掴んだ手応え

Full-Count / 2024年8月17日 17時31分

カージナルス戦に登板したドジャースのマイケル・コペック【写真:ロイター】

■コペックが移籍後初セーブ…ここまで8回と1/3を無失点

【MLB】ドジャース 7ー6 カージナルス(日本時間17日・セントルイス)

 ドジャースのマイケル・コペック投手は16日(日本時間17日)、敵地・カージナルス戦でドジャース初セーブを挙げた。トレードで加入してから8回と1/3を無失点。不調に苦しむブルペンを支えている。好調の理由は移籍直前につかんだ“手応え”だという。

 1点リードの9回に登板。先頭のスコット2世の5球目には102.6マイル(約165.1キロ)を計測するなど全て直球で三振に仕留めた。ウィンにはスライダーで内野ゴロ、コントレラスには追い込んでから90.2マイル(約145.2キロ)のカッターで空振り三振に仕留めた。

 28歳の右腕は7月29日(同30日)にホワイトソックスからトレードで加入。今季移籍前は43試合で防御率4.74と不安定な成績だったが、ドジャースでは8試合で打者27人に対し被安打1、13奪三振。被打率.038と圧倒的な成績を残している。

 本人は移籍して大きく変えたことはないと話すが、以前は速球に頼りすぎていた部分があったという。7月ごろから変化球をうまく織り交ぜることができるようになった。「ドジャースに来てからはこの投球を続けるように勧められ、僕のカッターやスライダーを気に入ってくれた。だから、自らの投球をより信頼することができるようになった」と明かす。

 移籍する前日まで14連敗、借金54でMLB最低勝率だったチームからナ・リーグ首位のチームに移籍。「このチームの試合を締めくくるというのは特別な気分」とはにかんだ。チームは2戦連続で救援陣が打たれていただけに、剛腕28歳が欠かせない存在となっている。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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