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早実がサヨナラ敗退、壮絶な延長戦で力尽きる 大社は149球熱投エースが劇打、両校が涙

Full-Count / 2024年8月17日 19時2分

大社戦に敗れ涙を流す早実ナイン【写真:小林靖】

■同点の9回に奇策で「7-3-2」のダブルプレーでピンチ凌ぐも…

 第106回全国高校野球選手権大会は17日に大会第11日が行われ、第4試合で早実(西東京)が大社(島根)に延長11回、タイブレークの末に2-3で敗れた。9年ぶり30回目出場を誇る名門が3回戦で姿を消した。

 まさかの展開だった。2-1で迎えた9回に失策が続き無死一、三塁とされると、スクイズで同点にされた。その後1死二、三塁とされると、早実の和泉実監督は左翼を西村悟志(1年)に交代させ、内野に配置する5人シフトを敷いた。

 直後の打者は西村へゴロを放ち、処理した西村は一塁へ送球し打者走者はアウト。さらに本塁突入を狙った三塁走者も一塁手からの好返球で刺し、「7-3-2」のダブルプレーでピンチを凌いだ。

 しかし、ドラマは延長11回に待っていた。無死一、二塁から内野安打で満塁とされると最後は大社の馬庭優太投手が中前でサヨナラ安打を放ち、試合を決めた。

 第1回大会に出場している早実と、第3回大会に出場している大社の伝統校同士の一戦は壮絶な投手戦となった。早実の先発、中村心大投手(2年)と大社の先発、馬庭優太投手(3年は)ともに2日前に延長10回を完投していた。

 初回2死一、三塁のピンチを招くと5番の下条心之介外野手(3年)に適時打を放たれ先制を許した。しかし、その後は両校無失点が続いた。

 早実打線は6回、2本の安打と四球で1死満塁の好機から、内野ゴロの間に同点に追いつく。さらに7回、8番の内囿光太内野手(3年)が中前打を放つとこれを中堅手が後逸。この間に本塁まで一気に生還。一時、勝ち越しに成功していた。

 夏の甲子園は日本ハム・清宮幸太郎内野手が1年生で出場し、準決勝に進んだ2015年大会以来の出場。初戦は鳴門渦潮(徳島)に勝利、2回戦では鶴岡東に延長サヨナラ勝ちをしていた。(Full-Count編集部)

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