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死闘制した大社ナインに「泣けてきました」 声震わす指揮官…8強入り「生徒の夢は無限大」

Full-Count / 2024年8月17日 19時28分

早実戦で指揮を執った大社・石飛文太監督【写真:小林靖】

■大社は早実との壮絶な死闘を制し、8強入りを決めた

 第106回全国高校野球選手権大会は17日に大会第11日が行われ、第4試合で大社(島根)が早実(西東京)との壮絶な延長11回、タイブレークの末に3-2でサヨナラ勝利でベスト8進出を決めた。大社の石飛文太監督は「この子たちの可能性、生徒の夢は無限大」と声を詰まらせた。

 石飛監督は「最後までどうなるかわからない中、選手一人一人が目標にぶれずに正面からぶつかってこの勝利を手にいれた」と称え、「ミスもありましたが、うちが磨いてきた大社らしい、1点にこだわる野球、タイブレークでの守備、自分らの課題と向き合って取り組んだ結果が、まさかここで出るとは思わなかった」と目に涙を浮かべた。

 1-0でリードも6回に同点、7回に勝ち越しを許した。それでも9回に同点に。さらに無死一、二塁で始まる延長タイブレークの11回には“今夏初打席”となった安松大希(2年)が三塁前へ絶妙なバントで内野安打とし無死満塁に。最後は149球を投げたエースの馬庭優太投手(3年)が中前へサヨナラ打を放った。

「泣けてきました。執念の一言ではないでしょうか」。石飛監督が胸中を語った。相手の早実には「素晴らしい、強い学校。本当にプロ野球選手を多く輩出している。さまざまな勉強になることが多い試合でした」と感謝を述べた。(Full-Count編集部)

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