不振と言いながら39号…大谷翔平は「本当の不振ではない」 ヌートバーが笑顔でツッコミ

8号ソロを放ったカージナルスのラーズ・ヌートバー【写真：ロイター】

■大谷が5回に39号ソロ、ヌートバーが8回に8号代打弾を放った

【MLB】ドジャース 2ー1 カージナルス（日本時間19日・セントルイス）

　カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は18日（日本時間19日）、本拠地・ドジャース戦に代打で出場し、8号ソロを放った。この日、大谷翔平投手も2戦連発となる39号ソロ。試合後、ヌートバーは「彼の言うスランプとは、本当のスランプではないね」と笑った。

　ヌートバーは8回1死で代打で出場。フルカウントからの8球目、甘く入ったフォーシームを捉えると、打球は右翼のブルペンに着弾した。今季初、自身2度目の代打弾は、打球速度109.3マイル（約175.9キロ）、飛距離409フィート（約124.7メートル）、角度21度の一発だった。

　この日、大谷は5回に先制の39号ソロを放った。前日17日（同18日）の試合後には「構えている段階で、いい未来があまり見えていない感じ」と苦しんでいることを明かしていた。

　にもかかわらず、2戦連発の本塁打。ヌートバーは「彼のスランプは、他の人のものとは少し異なるんだ」と説明した。続けて「もし彼がスランプだとするなら、リーグの他の選手ならそれをどう呼ぶのか、僕にはわからないよ」と苦笑いしていた。

　前日17日（同18日）には38号。「昨日の試合でも、彼は本当に力強いしいい打者だから、あれ（HR）が打てたんだ」「いい感じに見えるね」と嬉しそうな表情を見せた。（川村虎大 / Kodai Kawamura）