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連覇か、36年ぶりか…“小学生の甲子園”決勝は「関西対決」へ 22日に最後の神宮決戦

Full-Count / 2024年8月21日 14時42分

サヨナラで決勝進出を決めた北ナニワハヤテタイガース【写真:加治屋友輝】

■全日本学童野球大会準決勝…新家スターズは「うちらしい試合」勝ち切る

 47都道府県を代表する学童野球チームが頂点を争う「高円宮賜杯 第44回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」は21日、明治神宮野球場で準決勝2試合を行った。第1試合は前年度優勝の新家スターズ(大阪)が不動パイレーツ(東京第2)に6-2で快勝。第2試合は北ナニワハヤテタイガース(兵庫)が、牧野ジュニアーズ(奈良)を1-0で下した。決勝は22日に行われる。

 準決勝第1試合は前年度の決勝と同じカード。連覇を目指す新家スターズは初回、四球で出塁した1番・山田拓澄(6年)が二盗、三盗を決め好機を広げる。1死三塁から3番・藤田凰介(6年)の内野ゴロの間に山田が生還し、1点を先制した。

 2回以降も機動力を絡めた攻撃で小刻みに点を奪い、4安打ながら毎回の6得点。投げては庄司七翔(6年)、今西海緒(6年)の継投でリードを守り切った。新家スターズの千代松剛史監督は「しんどい山(組み合わせ)を1戦1戦勝って、ようやくここまで来られた」と胸をなで下ろし、「今日は一番うちらしい試合ができたと思う。明日は思い切りやるだけ」と気合いを入れた。

 一方の不動パイレーツは3点を追う3回に3番・細谷直生(6年)が2点本塁打を放ち反撃ののろしを上げるも、その後は再び相手に主導権を握られた。鎌瀬慎吾監督は「彼ら(選手たち)は彼らの心がけてきた野球をやったと思う。(前日が継続試合でダブルヘッダーだったこともあり)うちの体力負けです」と選手たちを労った。


庄司七翔(写真)らの継投で勝利した新家スターズ【写真:加治屋友輝】

■北ナニワハヤテタイガースが投手戦制し劇的サヨナラ勝利

 準決勝第2試合は北ナニワハヤテタイガース・山口琉翔(6年)、牧野ジュニアーズ・田中瑛人(6年)の両先発による投手戦に。5回までは両チーム無得点とこう着状態が続いた。

 同点の6回、北ナニワハヤテタイガースは1死二塁の場面で6番・中川翔斗(6年)に適時二塁打が飛び出しサヨナラ勝ち。中川の劇的な一打を石橋孝志監督は「思い切り振ってこいと言って送り出した。不器用ですけど、いい仕事をしてくれた」と称賛し、決勝に向けては「(新家スターズは)野球が上手。胸を借りるだけです」と意気込んだ。

 牧野ジュニアーズは完封負けを喫したものの、初出場で堂々の4強入り。田中章夫監督は「選手たちはよく頑張ってくれた。ピッチャーは最後まで試合をつくってくれたので、ここぞという場面で一本出なかったのがすべて」と振り返った。

 新家スターズの連覇か、北ナニワハヤテタイガースの1988年以来、36年ぶり優勝か。2009年から続いた東京固定開催が一区切りとなる今大会、注目の決勝は22日午前9時から予定されている。(川浪康太郎 / Kotaro Kawanami)

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