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シカゴで実現した元カープ対決 1安打1四球の鈴木誠也に軍配も「やりづらさあった」

Full-Count / 2024年8月23日 13時56分

カブス・鈴木誠也(左)とタイガース・前田健太【写真:ロイター】

■カブス・鈴木とタイガース・前田がメジャー初対決、1安打1四球だった

【MLB】カブス 10ー2 タイガース(日本時間23日・シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手は22日(日本時間23日)、本拠地でのタイガース戦に「4番・指名打者」で出場し、広島時代のチームメートで先輩の前田健太投手とメジャー初対戦を果たした。救援登板した前田から内野安打を放つなど3打数1安打、1四球。前田は5回を投げて9安打6失点で6敗目を喫した。1安打、1四球と前田から2度の出塁を果たした鈴木は「すごく優しくしてくれていた先輩なので、こういう舞台が違うところで対戦できたのは不思議な気持ち。楽しみでもあったし、やりづらさもあった」と振り返った。

 2番手として前田がマウンドに上がった2回。先頭で迎えた鈴木は初球を三遊間へ転がすゴロ。遊撃手の送球がやや逸れる間に一塁を全力疾走で駆け抜けて内野安打とすると、「たまたま手が出た感じ。自分の中では納得いっているヒットではない」。それでも後続の連打で好機が拡大し、9番アマヤの満塁弾で先制のホームを踏んだ。

 3回にも前田から四球を選び、チームの大勝に貢献する渋い働き。前田攻略に一役買った鈴木は「オープナーがいて、慣れない中で投げているので難しいと思う」と先輩を気遣いつつ、「そういった中で必死に頑張っている。僕も頑張らなきゃいけないし、日本人としてお互い頑張れればいい」と刺激を受けた様子だった。

 今季ワーストに並ぶ9安打を許し、6失点と崩れた前田は「最初の満塁ホームランが痛かった。あそこは何とか粘りたかったところ」と反省の弁。メジャーでも主軸を打つ鈴木との対戦については「やっぱりマウンドから見ても雰囲気のある選手だし、いいバッター。僕も細心の注意を払いながら投げた。誠也と対戦できたことはすごく嬉しい」と思いを口にした。(Full-Count編集部)

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