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大谷42号、捕ったのは愛犬家の親子 デコピン始球式に驚き「私の犬はできない」

Full-Count / 2024年8月29日 12時23分

大谷翔平の42号をキャッチしたエイベル・アガーヨくん(右)と父フアンさん【写真:川村虎大】

■ロサンゼルス在住の親子がキャッチ…自らもチャウチャウを飼育

【MLB】ドジャース ー オリオールズ(日本時間29日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地・オリオールズ戦で初回の第1打席で42号先頭打者弾を放った。キャッチしたのは米カリフォルニア州ロサンゼルス在住のドジャースファン、エイベル・アガーヨくん。11歳の野球少年は自らのファーストミットでボールをキャッチし「本当にクールなことだね! 本当にハッピーさ!」と喜んだ。

 この日は大谷とデコピンのボブルヘッド(首振り人形)が4万人に配布される1日。試合前から大量のファンが詰めかけた。大谷は「1番・指名打者」で出場し、初回の第1打席で87.4マイル(約141キロ)のスライダーに体勢を崩されながらも右翼席に運んだ。打球速度102.2マイル(約164.6キロ)、飛距離391フィート(約119.2メートル)、角度33度の一発だった。

 右翼席で父のフアンさんと共に観戦していたエイベルくんは、地元ロサンゼルスのリトルリーグで一塁を守る野球少年。自らのファーストミットで本塁打球をキャッチした。この日、限定で金色のボブルヘッドが配布されていたが、父とエイベルくんは通常カラー。それでも金色のボブルヘッドより価値ある1球を手に入れた。

 試合前には大谷の愛犬デコピンが異例の始球式を行った。大谷に抱きかかえられてマウンドへ向かい、大谷の合図でボールを口に咥え、ホームベース後方の飼い主の元へ一直線。見事な“ストライク投球”に球場は大歓声に包まれた。エイベルくんの家でもチャウチャウを飼っているという。「私の犬よりいい。私の犬は始球式なんてできないよ」と父フアンさんは笑っていた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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