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侍Jコーチ太鼓判…明大・宗山塁は「1年目からいける」 ドラフト目玉がまとう“華”

Full-Count / 2024年8月30日 7時10分

明大・宗山塁【写真:中戸川知世】

■現役時代3度のGG賞に輝いた金子誠コーチ「まず肩が強い」

 ドラフト会議まで2か月を切った中、最大の注目を集めていると言っていいのが、明大の宗山塁内野手だ。1位指名が有力視され、スカウト陣も熱視線を送る。3月には野球日本代表「侍ジャパン」トップチームに選出された21歳について、同ヘッドコーチでロッテの金子誠戦略コーチが語った。

「1年目からいけると思うよ」。現役時代に二塁手で2度、遊撃手で1度、ゴールデングラブ賞に輝いた名手・金子コーチがハッキリと言った。「いくらいいと言われていても怪我をしてしまう選手もいるし、プロ野球人生って分からないもの。だけど、持っているものはいいと思うよ」とうなずいた。

 3月の欧州代表戦で侍ジャパンに抜擢された宗山だったが、右肩甲骨骨折が判明して出場機会はなかった。そのため金子コーチが実際にプレーを見たのは、室内練習場でのノックだけ。「本当に基礎的な練習だけだったし、怪我をしている段階だから全開では見られていない」という。

 それでも、映像で見る限り「いいと思う」と惚れ込む逸材。「まず肩が強い。考え方とかはプロに入らないと分からない部分もあるけれど、華もあったしね」と絶賛した。

 宗山は1年春から遊撃のレギュラーを掴み、2年時からは大学日本代表でも遊撃を任された。東京六大学リーグでは通算75試合に出場し、打率.334(293打数98安打)、8本塁打、48打点をマークしている。

 怪我の影響で今春は5試合で打率.174にどとまったが、8月13日の巨人3軍戦では2打席連続二塁打、26日のソフトバンク3軍戦では本塁打を含む2安打を放つなど、プロ相手にも実力を示している。今秋ドラフトの“主役”は、高評価を受ける攻守だけでなく、華のあるプレーで人々を魅了する。(町田利衣 / Rie Machida)

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