大谷翔平は「何でも勝つわけではない」 愛犬始球式に衝撃も…指揮官が見つけた“弱点”

試合前に取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真：川村虎大】

■ボブルヘッドデーでデコピンが始球式成功「3週間もトレーニングをしたみたいだね」

【MLB】ドジャース ー オリオールズ（日本時間30日・ロサンゼルス）

　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が29日（日本時間30日）、大谷翔平投手と愛犬デコピンが28日（同29日）の本拠地・オリオールズ戦前に行った始球式を振り返った。会見では「ショック！」を連発。「彼は（デコピンと）3週間もトレーニングをしたみたいだね」と衝撃を受けていた。

　28日（同29日）は大谷とデコピンがデザインされた限定ボブルヘッド（首振り人形）が配布される日だった。試合前にはデコピンが始球式に登場し、マウンドからボールを口に咥え、ホームベース後方の大谷へ元へ一直線。見事な“ストライク投球”に球場は大歓声に包まれた。

　一夜明けた29日（同30日）、試合前の取材に応じたロバーツ監督は「聞いた情報によると、彼は（デコピンと）3週間もトレーニングをしたみたいだね。だから、ショックを受けたし、まだショックなんだよ」と笑った。

　米メディアから「ショウヘイは泳ぎもうまくて勉強もできたと聞いている。苦手なことは想像できる？」と質問が飛ぶと、「うーん……」と悩んだ末、思い出したかのように返答。ドジャースタジアムの右中間と左中間にあるスクリーンではイニング間におもちゃをキャッチする数を競うゲームが行われる。前日に、大谷はファンに敗戦。「昨日コンテストをやったんだけど彼は負けたんだ！　だから、彼は何でも勝つわけではないよ！」と大爆笑していた。（川村虎大 / Kodai Kawamura）