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劇的な延長サヨナラ打で7月度DIDアワード受賞 阪神・森下「三塁だけは越えてくれ」

Full-Count / 2024年9月1日 19時6分

7月度のDIDアワード授賞式に臨んだ阪神・森下翔太【画像:ABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」】

■ABCテレビ「虎バンチャンネル」で掛布氏とファンが選出

 7月28日の中日戦で放った劇的な延長サヨナラ打で、7月度の「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」に選ばれた森下翔太外野手が授賞式に臨み、「打撃の内容が前半戦とは変わってきた」と喜びを語った。

 受賞したのは、リーグ2連覇を目指すチームを鼓舞するような一打だった。勝利目前の9回に2点差を追いつかれ、延長戦へと突入したこの日。10回はともに無得点で終え、迎えた11回だった。先頭の近本光司外野手が中日の守護神、ライデル・マルティネス投手から左前打を放って出塁に成功すると、続く中野拓夢内野手が送りバントを決めて1死二塁。ここで打席に立ったのが森下だった。

 マルティネスが投じた初球の内角ストレートを思い切って振り抜くと、打球は左翼へ抜ける間に二塁走者の近本が快足を飛ばして一気に本塁へ。見事なサヨナラヒットに甲子園は大いに沸いた。森下は「なかなか打てる投手ではない。初球から甘い球はいこうと思っていた」と打席での心境を振り返り、打球が「サードを越えたら(近本が)帰ってきてくれると思ったので、サードだけは越えてくれと願っていました」と明かした。

 今季の森下は5月に打撃の調子を落として以降、なかなか上向かず。7月6日に1軍登録を抹消され、2軍で調整していた。そして、同19日に1軍再登録を果たし、まもなく放ったサヨナラ打を、DIDブランドアンバサダーを務める掛布雅之氏は絶賛。受賞発表時には、右肩が下がらずに軸回転で打てたことをポイントにあげていたが、森下も「2軍では“姿勢”という部分は特に課題を持って取り組みました」と納得の様子だった。

 ABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」では毎月「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」を選出。DIDブランドアンバサダーの掛布雅之氏がノミネートした甲子園で印象に残るプレーの中から、ファンが番組公式X(旧ツイッター)や応募フォームから投票し、受賞プレーが決まる。

 7月度は7月7日の原口文仁内野手のサヨナラを呼ぶヒット(225票)、7月9日の近本のサヨナラ打(103票)もノミネートされていた。(Full-Count編集部)

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