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日本との違いに「苦労した」 無安打完封リレーも…侍U-18投手陣が見舞われた“試練”

Full-Count / 2024年9月3日 13時3分

香港代表戦に登板したU-18日本代表の藤田琉生【写真:Getty Images】

■国際大会独自のルールも…ノーノー継投で初戦を終えた侍U-18投手陣

 国際大会ならではのルールがある。台湾で開催されている「第13回 BFA U18アジア選手権」で侍ジャパンU-18日本代表は2日、オープニングラウンド(グループB)初戦に臨み、香港代表に19-0で5回コールド勝ちを収めた。3投手が1本もヒットを許さないノーノーリレーで快勝したが、初めて経験する“試練”があった。

 広陵の高尾響投手(3年)が先発し、2番手で東海大相模の藤田琉生投手(3年)、4回から興南の田崎颯士投手(3年)へと繋いで無安打に封じた。今夏の甲子園でも活躍したエースたちの好投に、小倉全由監督は肩をなでおろしながらも「3人ともまだマウンドが投げにくそうだった。もうちょっと投げられるかなと思ったけどね」と更なる期待を寄せた。

 安打こそ許さなかったものの、四球は高尾が1つ、田崎は2つ与えた。一方、3回に登板した藤田は1イニングを投げて3者連続三振。「マウンドが高くて苦労しましたが、いつもより低めに投げることを意識しました。任されたイニングを全力で投げました」。慣れない環境に苦戦しながらも、適応能力の高さを発揮した。

 今大会は、MLBでも導入されているピッチクロックが採用され、走者なしの場合は20秒以内に投球動作に入らなければならない。日本ではプロ野球でも、高校野球でも導入はされておらず、選手たちも初体験。普段気にすることがない“制限時間”に精神的負荷がかかっているのかと思いきや、藤田は「普段からテンポの良い投球を意識しているので問題ありませんでした。他の投手たちも気にしている様子はありません」と意外にも気になっていない様子だった。

 ピッチクロックやマウンド状態、登板間隔に、起用法。国際大会を戦う上で様々な“試練”が立ちはだかるが、侍U-18代表にはそれらをものともしない頼もしい投手陣がそろっている。(木村竜也 / Tatsuya Kimura)

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