大谷翔平を生かすには「コツコツと」 運命の第3戦…ド軍打線に浸透する“心得”
Full-Count / 2024年10月8日 15時24分
■9番・ロハス「上位打線にはいい選手が揃っている。下位打線の意識は…」
大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは8日(日本時間9日)、パドレスとの地区シリーズ第3戦に臨む。敵地ペトコ・パークに乗り込み、1勝1敗のタイで迎える大一番。リーグ2冠に輝いた大谷を生かすべく、打線のテーマは「コツコツ」だ。
シーズン序盤に機能しなかった下位打線も今は違う。5日(同6日)の第1戦ではラックス、エドマン、ロハスがいずれも安打を放ち、3人で計12打数5安打。4回には大谷のポストシーズン1号となる同点3ランを引き出した。9番・ロハスは明確な意図を持って打席に立てていると言う。
「上位打線にはいい選手が揃っている。下位打線の意識はコツコツとやることだ。結果や試合状況に関係なく、打席内容が大事だ。(下位打線は)1試合で12打席ほど立つ。とにかく先発投手に球数を投げさせることだ」
「球数が増えると、ショウヘイに対して高めの打ちごろのボールが来るかもしれない。だから下位打線はより打席内容が大事になる。上位打線により打ちやすい球が投げられるように」
ロバーツ監督も下位打線の働きぶりを評価している。「下位打線が機能していることは大きい。自分の役割を理解している。チームバッティングをしてくれている」。具体例を挙げて称賛したのは第1戦の2回1死一、二塁、ロハスが平凡な二飛に倒れた場面だ。
「長打を狙ったり、自分で決めようと思えば引っ張るだろうからゴロで併殺打になっていた。でも、実際には(右打ちを狙って)ポップフライ。ショウヘイに打席が回ってきた」。しかもフルカウントまで粘っての打撃。ただの凡打でもチームとしては意味があると評価した。
ドジャースの得点源は間違いなくリーグ2冠の大谷だ。そのクラッチヒッターにどう回すかが、第3戦のキーポイントとなりそうだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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