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エ軍・大谷翔平の歴史的偉業は“霞んでいく” 元MLB野手が指摘、強烈すぎた負の記憶

Full-Count / 2024年9月8日 9時52分

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

■プルーフ氏「彼がエンゼルスの選手として殿堂入りすると思うか?」

 ドジャースの大谷翔平投手はここまで45本塁打&46盗塁をマークし、史上初の「45-45」に到達した。チームもナ・リーグ西地区首位を快走中。元メジャーリーガーのトレバー・プルーフ氏は「全てのハイライトがドジャーブルーになるんだ」とメジャー移籍から昨年まで過ごしたエンゼルス時代の功績が“霞んでいく”ことを嘆いた。

 米ポッドキャスト番組「ベースボール・トゥデイ」で司会のクリス・ローズ氏は「エンゼルス時代にショウヘイが成し遂げた個人的な活躍か、あるいは彼を十分に支えることができなかった球団(エンゼルス)か。ショウヘイについて聞かれた場合、より多くの人はそのどちらを覚えていくだろうか?」と投げかけた。

 大谷はエンゼルス時代に2度のMVPを獲得。二刀流で席巻したが、チームがプレーオフに進出することはなかった。通算830試合に出場したプルーフ氏は「多くの人々が話すことは、彼(大谷)とトラウトが一緒にプレーしたこと。史上最高の選手の中の2人ということだ。そしてショウヘイは今までにプレーオフでプレーしたことがない。(メジャー挑戦を始めたのがエンゼルスでのことである以外は)全てがドジャースでの出来事になる。キャリアの最後を迎えた時、彼がエンゼルスの選手として殿堂入りすると思うか?」と持論を述べた。

 これにローズ氏は「そうは思わないな」と苦笑い。「だけど同時に、6年間で2度の重大な腕の手術を受けたところ。だから投手として今後どうなっていくか、我々にはわからないんだよ。間違いなく彼が(投手として)またプレーすることを願っているけどね。私は確かに彼が(投手としても再び)プレーすることを願っているさ。彼がアナハイムで個人として成し遂げたことは、特別だ。誰も見たことがないことをしたのだから」と、いまだドジャースでは投打二刀流としてはプレーしていないことを強調。

 プルーフ氏も「同感だ。だが、彼がトラウトやプホルスと一緒にプレーしていたということを(エンゼルス時代の大谷個人の活躍よりも)喋る人の方がたくさんいるって話さ。将来的に人々がどういう話をするのかというと、この3人が一緒にプレーしたのに、プレーオフに出なかったってことなんだよ」とチームの低迷を嘆かずにはいられなかった。(Full-Count編集部)

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