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大谷翔平vsジャッジ、どちらが"歴史的"? MLB記者9人が選出…僅差の戦いに

Full-Count / 2024年9月10日 19時32分

ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

■「オオタニの本塁打や盗塁への興奮は、よりスリリングでドラマチック」

 史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」に迫るドジャースの大谷翔平投手と、メジャートップの51本塁打をマークし3冠王も射程圏のヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手。たびたび比較される2人について、MLB公式が「どちらがより歴史的なシーズンを送っているか?」とした記事を掲載した。9人の記者が意見を述べている。

○ジェイソン・カタニア→大谷
「オオタニはMLB史上初の50本塁打、50盗塁のシーズンを追いかけ、いつものように我々がこれまで見たことのないことをやってのけている。今、このスポーツで最高の攻撃力を誇るジャッジには申し訳ないが、オオタニの本塁打や盗塁への興奮は、ヤンキースのキャプテンが60本塁打以上を追いかけるよりも、シーズンの終盤においてよりスリリングでドラマチックで、そして楽しいものになるだろう。もしオオタニが実際に『50-50』を達成すれば、2024年を振り返ったときに、それが傑出した個人的偉業であったことを思い出すだろう」

○ウィル・レイッチ→ジャッジ
「ジャッジは60本塁打を(再び)打ちそうで、打点、四球、長打率、出塁率、OPSでメジャーリーグをリードしている。過去80年間で、ジャッジの今季のOPS+よりも優れた成績を持っていた選手は、バリー・ボンズだけだ。(大谷の)盗塁はクールなことで、その上50本のホームランも打つとなればなおさらだ。しかし、ジャッジがやっていることは度肝を抜く。これは本当に右打者として、史上最高のシーズンかもしれない」

○アンソニー・カストロビンス→大谷
「ジャッジが63本塁打を達成し、自らのア・リーグ記録を破るには、シーズンの終盤に超人的な努力が必要となるだろう。しかし、オオタニはすでに前例のないことを成し遂げている。たとえ『50-50』には届かなくても、これから記録する本塁打と盗塁のひとつひとつで、これまで存在しなかった新たな記録をつくり出す。オオタニの貢献は確かなものだ。トミー・ジョン手術からの回復中であることを考えると、これはさらに驚異的。(オオタニ、ジャッジの)どちらのシーズンも並外れたものだが、歴史的と呼べるのはオオタニのシーズンだけだ」

○マイク・ペトリエロ→ジャッジ
「60本(または62本)のホームランに到達するのか? というのは重要な話題だが、少なくとも私にとっては最も重要なことではない。重要なのは、総合的に見て、彼が史上トップ10に入るほどの打撃シーズンを送っているということだ。(打撃指標wRC+で)彼より上に名前があるのは、バリー・ボンズ、ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムズ、ミッキー・マントルだけ。ジャッジは右打者として、史上最高の打撃シーズンを送る勢いだ。史上最高だぞ!」

■「自身のア・リーグHR記録を更新するかどうかに関係なくかなり歴史的」

○ブライアン・マーフィー→大谷
「どちらを選ぶべきかとても悩んだが、間違った答えはないという事実に基づいて、自分の直感に従うことにした。オオタニの方がより歴史的なシーズンを送っている。結局のところ、オオタニのシーズンがより記憶に残るだろう。これまでに類を見ないような記録になる可能性があるからだ。オオタニの2024年のシーズンがより歴史的である理由は、世界で最も才能のある野球選手が、メジャーリーグでこれまで達成されたことのない何かを成し遂げようとしているところを我々が目撃しているからだ」

○トーマス・ハリガン→大谷
「ジャッジの活躍は素晴らしいが、彼自身からであれ、野球史に残る偉大な打者たちからであれ、これまでに似たようなことを見てきた。一方、オオタニは『50-50』を生み出す可能性がある。一般的に50本塁打がどれだけ稀であるかを考えると、2008年以降でわずか8回しか達成されておらず、そのうち3回はジャッジによるもの。昨年のルール変更により盗塁が増加したことを考慮しても、『50-50』を達成する選手が(オオタニの)ほかに現れるのはしばらく先になるかもしれない」

○マニー・ランダワ→ジャッジ
「両者とも歴史を作る準備ができている。ジャッジは再び60本塁打以上を打つ可能性があり、土曜日(7日=日本時間8日)に入る時点でOPS+は221だった。これまでにそのような数字を1シーズンで達成したのは、ベーブ・ルース(1927年)、マーク・マグワイア(1998年)、バリー・ボンズ(2001年)だけだ。ジャッジの現在のOPS+が1998年のマグワイアを上回っていることを考えると、右打者として史上最高の打撃シーズンを送っていると言えるかもしれない」

○サラ・ラングス→大谷
「ジャッジは素晴らしい選手であり、最終的に何本塁打しようとも、62本塁打を打ったシーズンよりも優れたものになるだろう。しかし、誰がより歴史的なシーズンを送っているかを考えると、答えはオオタニだ。確かに盗塁しやすくなるルール変更があったが、注目すべきは、非常に優れた投手がパワーとスピードを兼ね備えたシーズンを送っているという事実だ。オオタニが40盗塁に到達したことで、(投手として)200奪三振以上のシーズンと(打者として)40盗塁以上のシーズンを記録した5人目の選手となった。他の4人はすべて1893年にマウンドが現在の距離に移動する前、1898年に近代的な盗塁ルールが採用される前に達成している」

○マーク・フェインサンド→ジャッジ
「オオタニの『50-50』の追求が定義上、より歴史的なものであることは確かだ。しかしジャッジはおそらく右打者として、史上最も優れたシーズンを達成するように見える。自身のア・リーグ本塁打記録を更新するかどうかに関係なく、それはかなり『歴史的』だ」

 最終結果は大谷が5票、ジャッジ4票。まさに甲乙つけがたいほどのプレーで人々を魅了している。(Full-Count編集部)

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